矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

レポートサマリー
2020.06.17

中国AI市場に関する調査を実施(2020年)

中国AI市場規模は2020年には1兆円を超えると予測。米中対立や新型コロナウイルスの影響は受けるものの、中国の国内需要中心に3割増の成長見込み。

株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越 孝)は、中国におけるAI市場を調査し、その市場や技術分野別の動向、政府の政策、参入企業の動向、将来展望を明らかにした。

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【図表:中国AI市場規模推移・予測】

図表:中国AI市場規模推移・予測
  • 矢野経済研究所調べ
  • 注:事業者売上高ベース
  • 注:2020年以降は予測値
  • 注:機械学習(ディープラーニングを含む)、画像認識、自然言語処理、機械翻訳、音声認識などAI技術を利用したソフトウェア・システムに加え、クラウド基盤、特定業種・業務向けアプリケーションを対象とした。
  • なお、AI搭載機器などのデバイスや自動運転車などの関連市場は含まない。

中国AI市場概況

機械学習や画像認識、自然言語処理、音声認識などのAI技術を利用したソフトウェアやシステムは、中国においても、2017年から2018年頃に市場は前年比150%を越える急成長となったが、2018年以降、追加関税措置など米国の対中国制裁政策の長期化等の影響もあり、成長率は鈍化傾向にある。

2019年の中国AI市場(事業者売上高ベース)は、前年比145.5%の8,000億円となった。2020年には1兆円を超えると予測するが、新型コロナウイルス感染拡大が世界経済に与える影響に加え、米国の中国制裁の更なる強化の可能性もあり、市場は中国国内の内需中心となり、伸び率は徐々に低下する見通しである。

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中国AI市場の注目トピック

■新型コロナウイルス感染症対策でのAI活用
中国では、新型コロナウイルス感染症対策として、検査や感染状況の把握、濃厚接触者の探索、物資の管理や流通、医療診断、情報発信などあらゆる面で、顔認識・画像認識・位置情報分析などAIやビッグデータ分析技術を活用し、非接触型の仕組みを多用した様々な対策を実施した。

大手や有力なAI企業の多くが製品やサービスを提供しており、現地の市民は生活の安心・安全を確立し感染を抑えたとして高く評価している。その実績は、実社会でのビッグデータに基づくAI活用と、それによるライフスタイルの変化を加速させることに繋がると考える。

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中国AI市場の将来展望

2023年の中国AI市場(事業者売上高ベース)は、2兆2,300億円に拡大すると予測する。

他方、マイナス要因としては、世界的な経済の停滞や米中対立の激化がある。特に米国は中国企業に対する制裁を強化するなど、中国に対する警戒感を強めている。従って、当面は中国国内の内需が市場の成長を支える見通しである。

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参考:このレポートに掲載されている主なデータ一覧

  • ポストコロナの中国における5つの注目産業
  • 「THE AI 100 2020」と「THE AI 100 2017」の国別リスト
  • 「The Global Unicorn Club」と「Unicorn Companies 2017」の国別企業数
  • 米中日3ヵ国のAI技術注力分野
  • 1998年~2018年の米中日におけるAI特許申請件数推移
  • 1980年~2018全世界AI特許申請件数推移
  • 米国政府のAIに関する動向
  • 日本のAI政策動向
  • 中国政府のAIに関する動向
  • 2019年中国地方政府AI産業発展計画一覧
  • 2015年~2022年中国AI市場規模推移
  • 中国AI企業の技術分野別ポートフォリオ
  • 中国AI企業の地域別分布
  • 国家級AIオープン・イノベーション・プラットフォーム一覧
  • 国家級新世代AIイノベーションモデル区一覧
  • 科創版の概要
  • 科創版で株式上場済み中国AI企業
  • 「新型インフラ建設」プランの概要
  • 非接触型コロナウイルス対策の事例
  • 2018年~2019年Q3 AI企業正社員数統計行政区画トップ10
  • 2018年~2019年Q3 AI人材トップ10行政区画の地域分布
  • 2019年1月~7月分野別AI&ビッグデータ人材平均収入動向
  • 2019年1月~7月都市別AI&ビッグデータ人材平均収入動向
  • AI学科開設国家認定大学(一回目)一覧表
  • AI学科開設国家認定大学(二回目)一覧表
  • 国家認定学校におけるAI関連学科新設状況
  • BaiduBrain構造概要
  • BaiduのAI技術プラットフォーム一覧
  • AI市場におけるBaiduのM&A主要実績
  • AlibabaのAI事業構造概要
  • AI市場におけるAlibabaのM&A主要実績
  • Tencentの三大AI研究室
  • TencentのAI技術の応用製品
  • AI市場におけるTencentのM&A主要実績
  • BATのAI特許申請件数(2019年6月時点)
  • BATの株価・収益状況の比較
  • Huawei のAI事業構造
  • Huawei の各種AIチップ事業展開状況
  • Huawei Intelligent Car Solution BUの事業領域
  • AI市場におけるHuaweiのM&A主要実績
  • Xiaomiの製品ラインアップ
  • Xiaomiの株式情報・収益情報
  • XiaomiのAI事業構造
  • AI市場におけるXiaomiのM&A主要実績
  • iFLY-TEKの融資実績
  • iFLY-TEKの株式情報・収益情報
  • iFLY-TEKのAI事業構造
  • iFLY-TEKのコロナウイルス対策
  • AI市場におけるiFLY-TEKのM&A主要実績
  • 明略数拠のコア製品
  • 海康威視の製品ラインアップ
  • 2014~2019年Q3中国AI市場投資件数・金額・平均投資額推移
  • 2014~2019年Q3中国地域別AI市場投資
  • 2014~2019年Q3中国地域別AI市場投資
  • 2014~2019年Q3中国分野別AI市場投資件数・金額
  • 2014~2019年Q3中国分野別AI市場投資件数
  • 2014~2019年Q3中国分野別AI市場投資金額
  • 2014~2019年Q3中国投資フェーズ別AI市場投資比率
  • 2019年以降にIPOを行った中国有力AI企業
  • 2019年以降10億人民以上融資を受けた中国AI企業
  • 5回以上のAI投資実績を持つファンド124社
  • 中国AIプレイヤー相関図(カオスマップ)
  • 中国AI業界のユニコーンTOP50
  • 中国分野別AIユニコーンTOP50
  • 中国地域別AIユニコーンTOP50
  • 中国AIユニコーンへ投資する日本企業
  • AI100(世界AI企業トップ100社)

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関連リンク

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調査要綱

調査対象:中国AI企業
調査期間:2020年3~5月
調査方法:当社専門研究員による直接面談、ならびに文献調査併用

※中国AI市場とは:本調査における中国AI市場とは、機械学習(ディープラーニングを含む)、画像認識、自然言語処理、機械翻訳、音声認識などAI技術を利用したソフトウェア・システムに加え、クラウド基盤(AIプラットフォーム、クラウドサービスなど)、特定業種・業務向けアプリケーション(金融、教育、コールセンターなど)を対象とした。
なお、AI搭載機器などのデバイスや自動運転車などの関連市場は含まない。

<市場に含まれる商品・サービス>
AI技術(機械学習、画像認識、自然言語処理、機械翻訳、音声認識など)を利用したソフトウェア・システム、クラウド基盤(AIプラットフォーム、クラウドサービスなど)、特定業種・業務向けアプリケーション(金融、教育、コールセンターなど)

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小林 明子(コバヤシ アキコ) 主任研究員
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