矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

レポートサマリー
2022.01.27

クレジットカード市場に関する調査を実施(2021年)

2026年度のクレジットカード市場は約124兆円を予測。キャッシュレス決済の利用は確実に浸透しており、クレジットカード決済は拡大を続ける。

株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越孝)は、クレジットカード市場を調査し、現況、参入企業の動向、および将来展望を明らかにした。

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【図表:クレジットカード市場規模予測】

【図表:クレジットカード市場規模予測】
  • 矢野経済研究所調べ
  • 注:クレジットカード会社各社のイシュアとしてのショッピング取扱高ベース、アクワイアリング取扱高は含まない
  • 注:2021年度以降予測値

 

クレジットカード市場の概況

2020年度のクレジットカード市場規模(カード会社のイシュアとしてのショッピング取扱高ベース)は、約70兆円と横ばいとなった。
2020年度はコロナ禍における外出自粛の影響で、飲食や旅行のほか、ETCやガソリンなどでのクレジットカード利用の落ち込みが顕著となった。加えて、高額消費が落ち込むなど消費全体が低迷したことがショッピング取扱高のみならず、ショッピングリボ払いやキャッシング等の取扱高及び残高の減少にも繋がった。ショッピング取扱高全体としては、リアル店舗での減少分をオンラインショッピングでの利用増で補う形となった。
2021年度は自粛ムードが緩和され、車での移動やトラベル、外出頻度が増えていることもあり、クレジットカード利用が回復しているものの、再び感染拡大が進む可能性もあり、まだ楽観視できない状況である。

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クレジットカード市場の注目トピック

■決済データの活用加速、効率的なマーケティング手法の提供への取組み
決済データの活用に関する取組みが進んでいる。クレジットカードを中心としたキャッシュレス決済のデータは、本人確認データに基づいた正確性および決済トランザクションの即時性で、リアルタイム分析で消費トレンドをいち早く掴めることから、主に欧米での活用が進んでいる。
日本においても、AI技術の発展とコロナ禍でキャッシュレス決済利用が浸透し、決済データの活用が加速している。人流統計データから外出者増減率の算出や、購買(POS)データからの即時的な顧客需要予測など、決済データの活用ニーズが高まっていくことが予測されている。今後、クレジットカード会社各社は、決済データを活用した新規ビジネスの開発に取組み、広告主や流通小売業など加盟店及び多くのクライアント企業にとって、効率的なマーケティング手法の提供に取組み、新たな収益源の確保を目指していく。

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クレジットカード市場の将来展望

クレジットカードのショッピング取扱高は2021年度までは鈍化傾向をみせるものの、その後拡大基調で推移し、2026年度のクレジットカード市場規模(カード会社のイシュアとしてのショッピング取扱高ベース)は約124兆円に達すると予測する。

市場が拡大する要因としては、政府主導による消費喚起策及びキャッシュレス化の推進により、消費が拡大すると同時に消費に占めるキャッシュレス決済比率が高まることが挙げられる。加えて、コード決済におけるクレジットカードが紐づいた決済の拡大もクレジットカードのショッピング取扱高拡大の要因となる。
キャッシュレス決済の利用は確実に浸透しており、クレジットカード決済は拡大を続け、キャッシュレス決済市場を牽引していくものと考える。

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参考:このレポートに掲載されている主なデータ一覧

  • モバイル化に関する取組み状況
  • ショッピング取扱高推移(イシュアベース)
  • ショッピング取扱高シェア(イシュアベース:2020年度)
  • ショッピング取扱高シェア(イシュアベース:2019年度)
  • 主要21社の営業収益
  • 主要18社の業績推移
  • ショッピング取扱高予測(イシュアベース)
  • モバイル決済市場規模推移と予測
  • 営業収益
  • 経常利益
  • 当期純利益
  • 有効会員数
  • カード取扱高(ショッピング・キャッシング合計)
  • カード取扱高(ショッピング)
  • カード取扱高(キャッシング)
  • ショッピングリボ・分割払い残高
  • キャッシング残高
  • 通信キャリア、IT系カード会社一覧
  • 通信キャリア系カード会社の業績動向
  • 通信キャリア系カード会社の基本戦略一覧
  • 主要銀行系、独立系カード会社一覧
  • 主要銀行系、独立系カード会社の業績動向一覧
  • 主要銀行系、独立系カード会社の基本戦略一覧
  • 主要銀行系、独立系カード会社のアクワイアリングに関する事業方向性一覧
  • 主要信販会社一覧
  • 主要信販カード会社の業績動向一覧
  • 主要信販系カード会社のイシュイングに関する事業方向性
  • 主要信販系カード会社のアクワイアリングに関する事業方向性
  • 主要流通系カード会社(GMS、スーパー、コンビニ)一覧
  • 主要流通系カード会社(GMS、スーパー、コンビニ)の業績動向一覧
  • 主要流通系カード会社(GMS、スーパー、コンビニ)の基本戦略一覧
  • 主要流通系カード会社(百貨店)一覧
  • 主要流通系カード会社(百貨店)の業績動向一覧
  • 主要流通系カード会社(百貨店)一覧
  • 自動車メーカー、交通系カード会社一覧
  • 自動車メーカー系カード会社の基本戦略一覧
  • 自動車メーカー系会社の基本戦略一覧
  • アプリとカードの一体化に関する取組み状況
  • コンタクトレス決済への取組み状況
  • 主要事業者のコード決済への考え方・取組み
  • 楽天カード
  • 三井住友カード
  • 三菱UFJニコス
  • イオンフィナンシャルサービス
  • JCB
  • NTTドコモ
  • クレディセゾン
  • トヨタファイナンス
  • オリエントコーポレーション
  • PayPayカード
  • ジャックス
  • UCS
  • ライフカード
  • ポケットカード
  • 東急カード
  • ゆめカード
  • ユーシーカード

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関連リンク

■レポートサマリー
EC決済サービス市場に関する調査を実施(2022年)
国内キャッシュレス決済市場に関する調査を実施(2021年)
国内コード決済市場に関する調査を実施(2021年)

■アナリストオピニオン
BNPLはクレジットカード市場にとって脅威となるか
存在感を増す携帯キャリア系のクレジットカード

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調査要綱

調査対象:主要クレジットカード発行会社等
調査期間:2021年7月~11月
調査方法:当社専門研究員による直接面談(オンライン含む)、電話によるヒアリング、郵送アンケート調査、ならびに文献調査併用

※クレジットカード市場とは:本調査におけるクレジットカード市場とは、国内のクレジットカード会員が国内外の店舗やオンラインショップ等におけるクレジットカードを利用したショッピングを対象とし、市場規模はクレジットカード会社各社のイシュアとしてのショッピング取扱高(利用額)ベースで算出している。各社のアクワイヤリング取扱高は含まない。

<市場に含まれる商品・サービス>
クレジットカード

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