矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

レポートサマリー
2017.09.22

CMOS/CCDカメラ世界市場に関する調査を実施(2017年)

2016年のCMOS /CCDカメラ世界市場は前年比109.8%の40億5,000万台。

CMOS/CCDカメラ世界市場推移・予測

【図表:CMOS/CCDカメラ世界出荷台数推移・予測】

 

【図表:品目別CMOS/CCDカメラ世界出荷台数構成比(2016年)】
  • 矢野経済研究所推計
  • 注:メーカ出荷台数ベース
  • 注:2017年は見込値、2018年以降は予測値
  • 注:撮像素子(イメージセンサ)のCMOS/CCDを内蔵したカメラを搭載した画像システム・機器製品を対象とする。

2016年のCMOS / CCDカメラ世界出荷台数(メーカ出荷台数ベース)を前年比109.8%の40億5,000万台と推計した。内、CMOSカメラが40億600万台、CCDカメラが4,400万台と、CMOSカメラが全体の98.9%を占めた。
CMOS / CCDカメラは、1990年代から民生用のデジタルカメラと携帯電話が大きく市場を牽引、2010年頃からはスマートフォンが代替しており、それらの製品の普及が急速に進んだことで、CMOSカメラの台数がCCDカメラを上回った。
CMOS/CCDカメラは今後もスマートフォン等の成長に加え、産業(非民生)用の個人認証・HMI(Human Machine Interface)用、車載用、監視・モニタリング用などの需要分野で伸張することで、CMOS/CCDカメラ世界出荷台数は、2009年から2020年までの年平均成長率(CAGR)が12.8%で推移し、2020年には52億2,000万台に達するものと予測する。

CMOS/CCDカメラを搭載した画像システム・機器の品目別動向

【図表:品目別CMOS/CCDカメラ世界出荷台数構成比(2016年)】

【図表:品目別CMOS/CCDカメラ世界出荷台数構成比(2016年)】
  • 矢野経済研究所推計
  • 注:メーカ出荷台数ベース
  • 注:撮像素子(イメージセンサ)のCMOS/CCDを内蔵したカメラを搭載した画像システム・機器製品を対象とする。

2016年のCMOS/CCDカメラ世界出荷台数(40億5,000万台)を、カメラを搭載した画像システム・機器の品目別にみると、上図の通りである。
まず、スマートフォン用が28億5,692万台で70.5%、タブレットPC用が3億6,925万台で9.1%、フィーチャーフォン(携帯電話)用が2億9,301万台で7.2%の順となった。それら上位3品目で全体の86.8%を占める結果となった。
一方で、産業(非民生)用分野からは、車載用が4,783万台で1.2%、監視・モニタリング用が3,020万台で0.7%で、構成比で第5位、第6位となった。

また、CMOS/CCDカメラを搭載した画像システム・機器の需要分野を表1にまとめた。過去20年以上に渡り、世界のCMOS/CCDカメラ搭載システム・機器の動向を見て感じられるのは、CMOS/CCDカメラの役割が「目視」から「画像処理」へと大きく変化してきており、それが市場に大きく影響を与えていることである。
これまでの画像システム・機器は、人間が「目視」で利用することを目的として進化してきた。主に民生用の品目が該当し、ホームビデオ、デジカメ、フィーチャーフォン(携帯電話)等の出荷台数はマイナス成長に転じている。
それらに比べて、「画像処理」での利用を前提とした産業(非民生)用の品目は、民生用に比べて出荷台数(個数)こそ少ないものの、今後、堅調な成長を遂げていくと予測する。ここにきて、監視・モニタリング用、個人認証・HMI用、FA/マシンビジョン用、医療・福祉用、車載用などの需要分野のカメラを搭載した画像システム・機器が注目され始めている。

【図表:CMOS/CCDカメラを搭載した画像システム・機器の需要分野と品目、用途について】

【図表:CMOS/CCDカメラを搭載した画像システム・機器の需要分野と品目、用途について】
  • 矢野経済研究所作成

調査要綱

調査期間:2017年4月~7月
調査対象:カメラメーカ、カメラ応用画像システム・機器メーカ等
調査方法:当社専門研究員による直接面談及び、電話・e-mail等によるヒアリング、当社データベース他文献調査を併用

※CMOS/CCDカメラ市場とは:本調査におけるCMOS/CCDカメラ市場は、撮像素子(イメージセンサ)のCMOS/CCDを内蔵したカメラを搭載した画像システム・機器製品を対象として、算出した。

森 健一郎(モリ ケンイチロウ) 主席研究員
市場の分析は、数字だけには留まりません。得られた数字の背景には、開発担当のパッションや、販売担当のため息、消費者の感覚の変化・・・など様々な人間くささがあります。こうした背景を踏まえたコメントを丹念に拾い、市場の将来像を予測分析していきたいと考えています。

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