毎年1月初旬に米国ラスベガス開催される世界最大のエレクトロニクス展示会「CES」に行ってきました。(写真2枚あり)
当コラムではCES2019の話題として、①トランプ政権下のCES、②世界中から押し寄せるスタートアップ、③進む異業種間競合、④動き出している米国MaaS社会、の4テーマを取り上げて掲載します。
第4回のテーマは「④動き出している米国MaaS社会」です。
今回は移動に、ホテル⇔展示会場のマイクロバスだけでなく、Uberも多用しました。Uberのドライバには女性も多いようで、暗くなってからの配車リクエストだったにもかかわらず主婦ドライバに乗せてもらいました。「深夜も走らせたいけど家族がいるからだめなの。深夜なら某高級ステーキハウスに届けるだけで、ひとりあたり数万円ペイバックがあるという富裕層客相手のリクエストもあるんだけれど・・・」と言っていましたが本当でしょうか。
いずれにせよ米国では、地方部では豊富なエネルギー資源を活用するSUVやライトトラックが走り回るものの、都市部ではウーバーやリフトに見られるようなシェアカーが普及していく事でしょう。「保有」するモビリティではなく、サービスとして「利用」するモビリティです。
さらには今回の展示会場で目立ったホバーボード(写真あり)、空飛ぶタクシーなど四輪以外の多様なモビリティ製品も出てきました。
展示会場の外でも、日本にはないモビリティサービスがありました。最終日の夜に街角で見つけた「レンタルスクータ」です(写真あり)。国際免許不要とのことでしたが・・・。「これに乗ってベガスの街を走り回ると楽しそーだなー。でも、それだと仕事にならねーなー」などとアンビバレントな望みを不毛に繰り返しながら、でも頭の片隅では「米国MaaS社会は動き出している」などと少しまともなことも考えつつ、明日の朝早いフライトに向けてトボトボとホテルに帰ったのでした。(森健一郎)
<関連資料>
https://www.yano.co.jp/market_reports/C60115800
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