矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

2018.09.12

【リレーコラム:一番記憶に残っているIT】現実化するSF映画の世界 顔認証によるセキュリティ

矢野経済研究所ICT・金融ユニットでは、研究員が日々ICT関連分野の調査/研究をしています。そんな研究員たちの、「一番記憶に残っているIT(IT技術/ツール/ウェブサイトなど)」は、一体何でしょう?リレーコラム形式でICT・金融ユニットのメンバーが順に綴っていきます。第4回目の執筆者は、AIやERPなどの分野を担当する小林です。

_____

年齢層の高い弊社研究員のこと、「一番記憶に残っているIT」というテーマには『#インターネット老人会』的な記事が並びそうだ。そこで、未来志向でテーマを選んだ。AIである。

「警官がハイテクメガネで相手の顔を見ると、瞬時に顔画像をデータベースと照合し、犯罪容疑者と合致したら警告が鳴る」まるでSF映画のワンシーンのようだが、中国で既に実用化されているAIによる顔認証システムだ。顔認証技術はNECが世界トップクラスの技術を持つが、中国にもセンスタイムやメグビーなどの有力企業がある。技術では日本に劣らず実用化では先を行っている、と自信を持っているそうだ。 中国のシステムは、テロが懸念される現代において安全性は高まりそうだが、オーウェルの小説「1984」のような管理社会の不気味さも感じる人もいるだろう。日本ではどこまでが許容されるのか、AI時代のプライバシーについてはまだ模索中である。

(小林 明子)

YanoICT(矢野経済研究所ICT・金融ユニット)は、お客様のご要望に合わせたオリジナル調査を無料でプランニングいたします。相談をご希望の方、ご興味をお持ちの方は、こちらからお問い合わせください。

YanoICTサイト全般に関するお問い合わせ、ご質問やご不明点がございましたら、こちらからお問い合わせください。

東京カスタマーセンター

03-5371-6901
03-5371-6970

大阪カスタマーセンター

06-6266-1382
06-6266-1422