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2010年 デジタルサイネージに関する意識調査 その2

最近注目を集めるテーマについて、Yano ICTが独自に実施したWEBアンケート調査結果をご紹介いたします。
今回は一昨年9月、昨年の5月に実施したデジタルサイネージに関する調査の第三回目となります。この間約1年半の変化も含めて分析いたしました。
前回の調査結果はこちら

2010年 デジタルサイネージに関する意識調査 その2
調査概要
  • 調査方法
    矢野経済研究所 提携先WEBアンケートモニター登録者へのWebアンケート調査
  • 調査時期
    2010年5月26日~5月27日
  • 調査対象
    東京在住の男女353名
    (うち男性:173名/女性:180名)
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設置場所によって異なるメディアとしての印象

様々な場所に設置が進むデジタルサイネージの、設置場所ごとにおける印象に違いがあるのかを、次のような方法で調査した。

まず、鉄道など交通機関に設置されているサイネージに対する印象では、下記の通り、「便利、見やすい、分かりやすい」などの意見が多かった。また、その支持率でも、他の設置場所を圧倒する支持が集まった。また、「面白い、興味がある」という点でも、多くの支持がなされており、コンテンツ面での評価も高い。総じて機能面、内容面、双方において好印象を持って評価されている。この結果が上記のメディアとしての存在感につながっていると考えられる。

駅や空港に関しても、傾向としては交通機関と同じような傾向であるが、支持率という面では、全体的にやや低めとなっている。逆に「特に何とも思わない」のポイントがやや高くなっており、交通機関そのものへの設置と比較して、印象が薄い傾向があるのではないか。

商業施設におけるインパクトは、更に低いのではないかと思われる結果となった。総じて肯定的な意見が低くなり、「特に何とも思わない」がほぼトップの位置づけとなっている。広告メディアの溢れる店舗では、やはり印象が薄くなっているものと想定される。

屋外のサイネージに関しては、やや傾向が異なっており、3番目として「先進的、カッコイイ」が上位に位置している。しかし、逆に「邪魔、うるさい」と言った印象も持たれており、他の設置場所を抑えて、この点でのポイントは最も高くなっている。

また、商業施設以外の施設では、「内容がつまらない」という意見が多くあげられている。

このように、同じサイネージでも、設置場所によってもたれている印象がそれぞれ異なっており、それを加味したコンテンツを提供することが好ましいのではないかと考えられる結果となった。

設置場所ごとのサイネージの印象(n=353)
1/4の人がサイネージの広告に興味

サイネージの広告がどの程度効果を与えるかを調べる目的として、サイネージを見た後の行動に関して聞いた。その結果が次のものである。

この結果からは、実際に店頭に赴くなど、具体的な行動に移した人は数%に過ぎず、即時的な効果は限定的である。しかし、商品や情報への関心を持ったという人はほぼ1/4に達しており、一定の効果はあると思われる。

また、昨年の同じ調査結果からも数ポイント伸びていることから、少しずつではあるが、広告媒体としての効果も見込まれるようになっているものと想定される。

サイネージを見た後の行動(n=300)
サイネージを見た後の行動(2009年調査結果)(n=316)

今後予想される、様々なインタラクティブサービスを利用したサイネージに対する評価を、具体的なサービスをイメージしてもらい、その支持の程度を調査した。

「携帯電話をかざすことによる情報(クーポン、写真など)のダウンロード」というサービスに関しては、興味がある人が、ない人をやや上回る結果となった。

情報をダウンロードするサイネージ(n=353)

「ICカードをかざすことによるポイント、割引などのダウンロード 」というサービスに関しては、興味がある人が、ない人を大きく上回る結果となった。しかし、どちらともいえないとする人が2割に達しており、イメージが把握しにくい傾向があったようだ。

ICカードと連動するサイネージ(n=353)

「直接または携帯電話などから、画面を操作することによるゲーム、エンターテイメントなど 」というサービスに関しては、興味がない人が半数以上を占める結果となった。

ゲーム・エンタメ系サイネージ(n=353)

「画面をタッチすることによる情報検索(近隣のお店、店内施設の検索など) 」というサービスに関しては、興味がある人が、ない人を大きく上回る結果となった。しかし、このサービスに関しても、どちらともいえないとする人が2割近くに達しており、イメージが把握しにくかったようだ。

画面をタッチするサイネージ(n=353)

「香りと連動したショップや食品などの広告 」というサービスに関しては、比較的理解しやすいと想像されるが、興味がある人は1/3に留まり、興味がない人が半数近くを占めるなど、総じて支持は低い結果となっている。

香りと連動したサイネージ(n=353)

「音声を使ってやり取りの出来る情報提供、検索など 」というサービスに関しては、「どちらともいえない」がここまでで最大で、理解が難しかったようだ。「興味がある」と回答した人は3割に届かず、支持は低かったといえる。

音声を使ったサイネージ(n=353)

「質感や肌触りの分かる広告や情報提供」というサービスに関しては、支持する人、支持しない人、どちらとも言えない人が大きく3等分された印象である。見解の分かれるサービスであると言えよう。

質感や肌触りの伝わるサイネージ(n=353)
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