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デジタルサイネージ市場に関する調査結果 2009
「デジタルサイネージ市場に関する調査結果 2009」 小見出し一覧
- デジタルサイネージの定義
- デジタルサイネージ市場規模・市場動向-2008年度は553億400万円
- デジタルサイネージ将来展望-広告媒体としての成功が鍵に
- 参考:このレポートに掲載されている主なデータ一覧
- 関連リンク
デジタルサイネージの定義
デジタルサイネージとは「屋外や店頭、交通機関など、家庭以外の場所においてディスプレイなどの表示機器で情報を発信する媒体」を指し、小型の電子POP(*注1)からLED(Light Emitting Diode)を活用した大型の屋外ビジョンまで含まれる。本調査ではこれらを広義のデジタルサイネージと定義した。
また、広義のデジタルサイネージから電子POPや大型ビジョンを除いたものを、狭義のデジタルサイネージと定義した。狭義のデジタルサイネージとしてはLCD(Liquid Crystal Display)やPDP(Plasma Display Panel)などを表示機器とする「販促ツールや広告媒体」が挙げられる。
コンテンツの配信については、大型の屋外ビジョンでも狭義のデジタルサイネージと同じ配信ソフトを使用しているが、広義、狭義ともにそれぞれのコンテンツ配信規模を算出し、デジタルサイネージ市場に含んでいる。
*注1:液晶ディスプレイなどを使用したPOP(Point Of Purchase)
デジタルサイネージ市場規模・市場動向-2008年度は553億400万円
2008年度の広義のデジタルサイネージ市場規模(事業者売上高)は、前年度比103.3%の55,304百万円となった。なかでも、販促ツールや広告媒体として昨今注目を集めている狭義のデジタルサイネージ市場規模(売上高)は、設置拠点や広告収入の増加により、前年度比111.3%の32,797百万円となった。
狭義のデジタルサイネージ市場規模(売上高)は、2007年度に前年度比123.3%の29,475百万円となり、2008年度上期は盛り上がり気運が高まっていた。そうしたなか、景気後退の影響を受け、多くの企業では事業改善が喫緊の課題となり、デジタルサイネージの導入も一部では順延・遅延という状況になった。
矢野経済研究所推計
*注2:見込は見込み値
2009年度は、大規模ユーザにおいては、さまざまな実証実験を通した「デジタルサイネージ本格導入に向けた検討」が続けられる見込み。 中小規模ユーザを対象としたデジタルサイネージ市場規模は、引き続き20~30%程度の成長(案件ベース)が見込まれるものの、ハードウェアやASP/SaaS(*注2)といったサービス形態の普及に伴う案件単価の低価格化が進むと考えられる。
こうした状況から、2009年度の狭義のデジタルサイネージ市場規模(売上高)は、前年度比107.9%の35,400百万円となる見込みであり、広義のデジタルサイネージ市場規模(売上高)は、102.9%の56,900百万円となる見込みである。
*注3:インターネットを利用し、アプリケーションソフトを顧客にレンタルするサービス
デジタルサイネージ将来展望 -広告媒体としての成功が鍵に
デジタルサイネージ市場の分野別構成比推移を示したのが下図である。 「システム構築ビジネス」はハードウェア、ソフトウェア、SI、配信運営、保守サポート、「媒体ビジネス」は広告収入、コンテンツ制作を指す。
矢野経済研究所推計
*注4:事業者売上高ベース
*注5:見込は見込み値
デジタルサイネージ市場のうち、ハードウェア分野(上図では「システム構築ビジネス」に含まれる)の売上は、今後も引続き伸張を維持するものの、成長の勢いは多少鈍化すると予測する。
鉄道車両内ビジョンや、車両外の媒体の普及により、今後も広告ビジネス(上図では「媒体ビジネス」に含まれる)の成長が予見される。デジタルサイネージ市場規模の拡大においては、「ハードウェアの増設」や「販促ツールとしての導入増」などが即効性を発揮するものの、デジタルサイネージ市場規模の本格的な拡大を考える上では、「広告媒体としての成功」が不可欠である。
以上から、デジタルサイネージ市場規模は今後も拡大を続け、2013年度には、広義のデジタルサイネージ市場規模(売上高)で80,890百万円、狭義のデジタルサイネージ市場規模(売上高)が57,760百万円まで成長すると予測する。
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参考:このレポートに掲載されている主なデータ一覧
- デジタルサイネージ市場規模推移(2007年度~2013年度)
- 狭義のデジタルサイネージ市場規模推移内訳(2007年度~2013年度)
- 広義のデジタルサイネージ市場規模推移(2007年度~2013年度)
- デジタルサイネージのバリューチェーン
- 主な車両内ビジョン
- 設置型の主な駅構内ビジョン
- 最近の主なデジタルサイネージ実証実験一覧(2008年7月~2009年4月)
- 主な顔認識システム
- 顔認識による動線分析のイメージ
- デジタルサイネージ市場活性化のステップアップ
- デジタルサイネージ市場参入企業分類毎の見解
- デジタルサイネージ設置企業[ユーザ企業]事例(メーカ選定理由、設置状況、広告掲載料金、運営上の課題等)
…ほか
関連リンク
■同テーマのレポートサマリ
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調査対象 国内デジタルサイネージシステムベンダ、運営企業、コンテンツ制作企業、広告代理店等 (25社)
調査期間 2009年1月~4月
調査方法 当社専門研究員による直接面接取材、ならびに電話・e-mail等によるヒアリングを併用
※デジタルサイネージとは:屋外や店頭、交通機関など、家庭以外の場所においてディスプレイなどの表示機器で情報を発信する媒体を指す。そのうち、本調査では電子POPから大型ビジョンまでの市場を広義のデジタルサイネージとし、主に薄型ディスプレイを表示機器とする市場を狭義のデジタルサイネージと定義した。
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