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SaaS・クラウドコンピューティングに関する調査結果2009
「SaaS・クラウドコンピューティングに関する調査結果2009」 小見出し一覧
SaaS・クラウドコンピューティング市場の現状と将来予測(市場規模推移)
SaaS・クラウドコンピューティングの市場規模推移は以下の通り。
【SaaS・クラウドコンピューティング市場の市場概況】
2008年のERPソリューション市場におけるSaaS・クラウドコンピューティング市場規模は、市場全体の構成比の3.6%を占める213億円であった。
今後、クラウドコンピューティングは大手SIer(システムインテグレーター)のホスティング事業などを内包する形で進化し、徐々に基幹系システム分野でも構成比を高めていくものと考えられる。また、ERPパッケージベンダーもパッケージソフトウェアのSaaS化に取り組むと見込まれるため、ますますクラウドコンピューティングの市場での存在感は高まっていくと予測する。
【SaaS・クラウドコンピューティング市場の将来展望】
2012年にはERPソリューション市場におけるSaaS・クラウドコンピューティング市場は、市場全体の約11%を占め、金額ベースでは691億円に到達すると予測する。なお、2008年から2012年までのSaaS・クラウドコンピューティング市場のCAGR(年平均成長率)は約34%となる見込みである。その後、2016年にはERPソリューション市場全体における構成比で約28%、金額ベースでいえば1,770億円になると予測する。
SaaS・クラウドコンピューティング市場の注目すべき動向
【SaaS・クラウドコンピューティング市場の注目動向:1】
-クラウドコンピューティングによりSI市場は縮小へ
国内IT産業においては、これまでSIerが主要プレーヤーとして活躍し、ユーザー企業が求める情報システムについてハードやソフトを取りまとめて提案、提供するビジネスを展開してきた。しかし、SaaSやクラウドコンピューティングは、ユーザー企業が直接ネットワークを通じてソフトウェアやITリソースを調達できるビジネスモデルであるため、SIerの従来型のビジネスにとって脅威になるといわれている。
今後、ハードウェアの販売やソフトウェアのカスタマイズなどのビジネスは収縮し、システムインテグレーション(SI)市場は将来的に縮小すると予測する。昨今、海外ベンダーに先んじられていたSaaSやクラウドコンピューティングの分野に国内大手SIerが参入を表明、話題を呼んだが、これも上記のような動きを反映したものといえよう。
【SaaS・クラウドコンピューティング市場の注目動向:2】
-SIer各社のビジネスモデルはフロー型→ストック型へ転換
前述したように、仮想化技術を駆使したIT基盤やSaaSプラットフォームなどを整備し、クラウドコンピューティング市場へ参入した国内大手SIer各社は、これまでの請負型システムインテグレーションビジネス(フロー型)から、各種ITリソースの提供により月額料金で売上を稼ぐストック型ビジネスへの転換を図る動きが本格化すると見込まれる。
【SaaS・クラウドコンピューティング市場の注目動向:3】
-クラウドインテグレーションとサービス提案がカギ
今後、SaaSが本格的に普及すれば、多様なサービスが市場へ登場するようになる。ユーザーは既存の社内システムのうち、既存システムの一部を継続利用するが、一部はSaaS利用へと移行することになると考える。その結果、今後のインテグレーションビジネスは、SaaSと既存システムとでデータ連携を行なうといったクラウドインテグレーションの比重が徐々に高まってくると予測する。
こうしたことから、今後のSIerには多種多様なSaaSやBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービスの中から、ユーザー企業に適したメニューを選定し、セットで提供するといったサービスコーディネーターとしての役割が期待される。
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参考:このレポートに掲載されている主なデータ一覧
- クラウドコンピューティング時代の鍵となる2つのビジネス
- クラウド転換によるビジネスの変化
- 大手SIerのアウトソーシングビジネス
- クラウドインテグレーションのイメージ
- 事業モデル類型
- 大手SIerの提供するサービス
- SaaS・クラウドによる変化
- 基幹系アプリケーションのASP/SaaS市場規模予測
- ASPとSaaSの違い
- クラウドコンピューティングに関連するキーワード
- クラウド転換によるビジネスの変化
- 大手SIerのクラウドビジネス
- 事業モデル類型
- クラウドインテグレーションのイメージ
- SaaSと相性の良い分野
- 基幹システムのSaaSに対するユーザー投資意欲
- 開発の方向性
- SaaS・クラウドによる変化
- SaaSのメリット・デメリット
- 業界クラウドの位置づけ
- オンプレミス/オンデマンド別CRMライセンス売上高推移
- オンプレミス/オンデマンド別CRMライセンス売上高構成比率
- 2005-2011年のユーザーの年商規模別CRMライセンス売上高構成比<エンドユーザー渡し価格ベース>
- CRMを取り巻く市場環境
- SaaSの認知度/ERP実態調査
- SaaSの認知度<売上高規模別>/ERP実態調査
- SaaSの認知度<業種別>/ERP実態調査
- SaaSの利用意向
- SaaSの利用意向<売上高規模別>/IT投資実態調査
- SaaSの利用意向<売上高規模別>/ERP実態調査
- SaaSを利用しない理由/IT投資実態調査
- SaaS利用を検討しない理由/ERP実態調査
- SaaSを検討したい理由/ERP実態調査
- SaaSを検討したい理由 <売上高規模別>/ERP実態調査
- SaaSを利用したい時期/ERP実態調査
- SaaSを利用したいサービス/ERP実態調査
- 基幹系でSaaSを利用している分野/ERP実態調査
- SaaSに対する各社の取組
- ベンダーのポジショニング
- クラウド転換によるビジネスの変化
- 大手SIerのクラウドビジネス
- 相互作用モデル
- 大手SIerは全方位戦略
- グローバル企業との競合の影響
- ERPパッケージライセンス売上高推移(エンドユーザ渡し価格ベース)
- ERPソリューションの市場規模推移
- 基幹系アプリケーションのASP/SaaS市場規模予測
…ほか
関連リンク
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・SaaS利用意向に関するアンケート調査結果2009(ITアウトソーシングの導入実態と利用意向)
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調査対象 システムインテグレーター、ソフトウェアベンダー
調査期間 2008年11月~2009年2月
調査方法 当社専門研究員による直接面談、社内蓄積データ、文献調査併用
※SaaS(Software as a Service)とは:一般的に、ソフトウェアを、ネットワークを通じてサービスとして提供する形態のことをさす。
※クラウドコンピューティングとは:一般的に、ITに関わるさまざまなリソースを、ネットワークを通じて提供する新しい形態のことをさす。
※なお、市場規模については、本調査では企業向けソフトウェアのうちERPソリューションをネットワーク経由で利用する形態(ホスティングサービスを活用したASPなども含む)について予測した。
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