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世界カーナビ/PND市場に関する調査結果 2010
「世界カーナビ/PND市場に関する調査結果 2010」 小見出し一覧
- 2011年から車載情報端末の多様化が本格化
- 2010年の世界カーナビ市場は980万台-2015年には1,632万台に達する
- 2010年の世界PND市場は3,850万台-2010~2015年は微増傾向で推移
- 参考:このレポートに掲載されている主なデータ一覧
- 関連リンク
2011年から車載情報端末の多様化が本格化
世界の自動車市場は先進国を中心に需要が縮小傾向にある一方、中国、インド、ブラジルといった新興国においては旺盛である。また、各国ともに地球環境問題への対策を迫られるなか、環境負荷の少ない電気自動車(Electric Vehicle)が脚光を浴びてきている。
こうしたなかで、カーナビやPNDなどの車載情報端末市場は主に新興国における低価格な小型車向けと先進国における高級車向け(新興国の一部の富裕層向け高級車を含む)とに二極化され、各々の需要に合わせた多様な情報端末のシステム化が顕在化してきている。
主に新興国で展開されている低価格な小型車向けではスマートフォン(高機能携帯電話)を利用した「スマートフォンナビ」やスマートフォンとAV機能のないDA(ディスプレイオーディオ)と組み合わせて使用するシステムなど低価格なナビゲーションを提供するための多様なナビゲーションシステムの市場投入が計画されている。一方、EVにおけるエネルギー容量を監視し、燃料切れを防止するためのエネルギーマネジメントシステムなど、今後、通信モジュール組み込み型の高機能なカーナビの需要が高級車向けにおいて拡大するものとみられる。また2012年から米国ではキッズ&カー法(車載モニタでリアカメラ映像を見ることで子供の事故減少を狙う法律)の施行により、リアカメラと車載モニタの搭載義務化が進む。その際、カーナビ機能をスマートフォン+DAで利用することも期待される。
これまでの車載情報端末市場はカーナビとPNDが中心であったが、2011年以降はクレイドルやDAとシステム化されたスマートフォンナビや、カーナビ、PND、カーナビ機能を組み込んだ高機能な通信モジュール組込み型システムが競合しながら市場が形成されていくものと予測する。
矢野経済研究所推計
注:スマートフォンナビは、スマートフォン(高機能携帯電話)のアプリケーションの一種であるため、車載情報端末には含めない。スマートフォンナビはクレイドルやDAとシステム化することで車載利用が可能となる。
2010年の世界カーナビ市場は980万台-2015年には1,632万台に達する
2010年の世界カーナビ市場規模(メーカ出荷台数ベース)は980万台と予測する。2010年の車載情報端末市場におけるカーナビの構成比は約2割であり、2005年以降急速に普及したPNDの1/4程度の規模である。同市場は2010~2015年の年平均成長率が10.7%と今後も堅実に成長を続け、2015年には1,632万台に達すると予測する。この背景には、中国における低価格なSDカーナビ市場の急成長によるところが大きいことが挙げられる。中国では低価格なPNDの普及によってナビの利便性を体験したユーザが増加していることもカーナビ需要を後押ししているという側面もある。
今後のカーナビ市場を左右する大きなポイントとしては、自動車メーカによるスマートフォンナビの車載利用が挙げられる。スマートフォンナビの車載利用は既にユーザが所有しているスマートフォン(高機能携帯電話)の利用を想定したナビゲーションシステムであるため、上述したように新興国向け低価格な小型車が主なターゲットとなることが推測される。また低価格なSDカーナビも同様の市場を主なターゲットとしているため、どちらが小型車向けで普及するのかが今後のカーナビ市場を予測する上で重要な鍵を握ることになる。
矢野経済研究所推計
注:世界のPND市場規模は日本、欧州、米国、中国におけるメーカ出荷台数ベースの合計値
注:世界のカーナビ市場規模は日本、欧州、米国、中国、インド、ブラジルにおけるメーカ出荷台数ベースの合計値
注:2010年以降予測値
2010年の世界PND市場は3,850万台-2010~2015年は微増傾向で推移
2010年の世界PND市場規模(メーカ出荷台数ベース)は3,850万台と予測する。2010年の車載情報端末市場におけるPNDの構成比は約8割である。2010~2015年は年平均成長率マイナス1.8%と微減傾向で推移し、2015年には3,510万台まで減少すると予測する。
世界のPND市場が2011年以降減少していく要因としては、スマートフォンナビの車載利用が進展すると見込まれることや、SDカーナビの低価格化によるPNDユーザのSDカーナビへ乗り換えが進むことなどが挙げられる。自動車メーカのなかには、PNDの購入層になると考えられる新興国需要をスマートフォンナビで取り込もうという動きもある。
また、日産の「リーフ」のシステムのように通信モジュール内蔵型の情報通信システムが普及し、従来型のPNDが見送られる可能性もある。
参考:このレポートに掲載されている主なデータ一覧
■第1章 自動車の進化と情報系カーエレ市場に関する考察
- 「四輪車生産台数(国内)」
- 「国内 四輪車登録・販売台数」
- 「四輪車輸出台数」
- 「新興国EMS(カーエレメーカ)の狙い」
- 「次世代車載情報端末の品目分類と参入メーカ」
- 「クレイドルの概念」
- 「DA(ディスプレイオーディオ)の概念」
- 「DCM内蔵カーナビ(通信モジュール組込み型カーナビ)の概念」
■第2章 カーナビ/PND/スマートフォンナビ/車載用情報通信端末の世界市場実態と次世代戦略
- 「主要ナビメーカの国内流通ルート別参入状況一覧」
- 「主要ナビメーカの欧州流通ルート別参入状況一覧」
- 「主要ナビメーカの米国流通ルート別参入状況一覧」
- 「カーナビの台数ベース市場規模推移 08/09年度」
- 「カーナビの台数ベース市場規模推移 09/10年度」
- 「カーナビゲーション市場規模/メーカシェア(国内2008年,台数)」
- 「カーナビゲーション市場規模/メーカシェア(国内2009年,台数)」
- 「カーナビゲーション市場規模/メーカシェア(国内2010年見込み,台数)」
- 「チャネル別市場規模/メーカシェア(国内2009年度,台数)」
- 「チャネル別市場規模/メーカシェア(国内2010年度見込,台数)」
- 「2009年国内カーナビ市場メーカシェア」
- 「2010年見込国内カーナビ市場メーカシェア」
- 「2009年国市販内カーナビ市場メーカシェア」
- 「2010年見込国内市販カーナビ市場メーカシェア」
- 「2009年国内ディーラOPカーナビ市場メーカシェア」
- 「2010年見込国内ディーラOPカーナビ市場メーカシェア」
- 「2009年国内メーカOP市場メーカシェア」
- 「2010年見込国内メーカOP市場メーカシェア」
- 「国内メーカのカーナビゲーション出荷先分布(2008年)」
- 「国内メーカのカーナビゲーション出荷先分布(2009年)」
- 「国内メーカのカーナビゲーション出荷先分布(2010年)」
- 「カーナビの国内市場規模(純正/市販別)・新車搭載率・乗用車稼働台数中搭載率の推移 (94~2015)」
- 「PNDの国内市場規模推移予測2005~2015年度(台数)」
- 「PND国内メーカシェア(2009/2010年度国内市場)
- 「ナビ端末市場の進化(2005~15年)」
- 「海外カーナビ市場規模推移(2002~2015年,台数,欧・北米・中国・インド・ブラジル,純正/市販別,台数)」
- 「欧州カーナビ市場/メーカシェア(09/10年,台数ベース)」
- 「北米カーナビ市場/メーカシェア(09/10年,台数ベース)」
- 「世界PND市場規模推移予測(2005~2015年度,台数)」
- 「PND世界メーカシェア(2009年世界市場,台数)」
- 「欧州PND市場推移シミュレーション(2005~15年,台数)」
- 「PND欧州メーカシェア(2009年欧州市場,台数)」
- 「北米PND市場推移シミュレーション(2005~15年,台数)」
- 「PND米国メーカシェア(2009年米国市場,台数)」
- 「次世代車載情報端末の品目分類と参入メーカ」
- 「クレイドルの概念」
- 「DA(ディスプレイオーディオ)の概念」
- 「DCM内蔵カーナビ(通信モジュール組込み型カーナビ)の概念」
- 「カーナビ・アプリの~2020 年ロードマップ」
- 「2010年発売の通信機能付きPND比較」
- 「DCM内蔵カーナビ(通信モジュール組込み型カーナビ)の概念」
- 「EV向けエネルギーマネジメントシステム概念」
- 「20世紀→21世紀のカーナビの変化」
- 「紙地/スマートフォンナビ/カーナビ比較」
- 「紙地→ケータイナビ→カーナビの価格と機能」
- 「通信キャリアのカーナビサービス」
- 「国内市場スマートフォン市場規模推移」
- 「国内市場スマートフォン市場規模推移」
- 「世界市場スマートフォン市場規模」
- 「世界市場スマートフォン市場規模推移」
- 「DA(ディスプレイオーディオ)の概念」
- 「クレイドルの概念」
- 「情報系&走行系融合時代のカーエレ・概念」
■第3章 世界のカーナビ/自動車/スマートフォンナビ関連企業36社の次世代ナビ戦略(日欧米中アジアでの戦略)
- 「パイオニアをめぐるアライアンス」
- 「トムトムの組織構成」
- 「中国G-BOOK のシステム構造」
- 「スマートG-BOOK」
- 「スマートフォン連携ディスプレイ」
- 「日産のテレマティクス『EV-IT サポート機能』の概要」
- 「通信キャリアのカーナビサービス」(NTTドコモ)
- 「通信キャリアのカーナビサービス」(KDDI)
- 「通信キャリアのカーナビサービス」(ソフトバンク)
■第4章 車載用情報通信システム(カーナビ以外)の品目別/市場実態と将来予測
- 「国内VICS受信機市場推移予測2007~15年」
- 「国内VICS受信機市場推移予測2007~15年」
- 「3メディアVICSの将来(08年~15年)」
- 「ETC車載器市場予測(2001~15年度,国内,台数ベース)」
- 「ETC→DSRCシステム/サービスの変化」
- 「DSRCシステムの概念」
- 「DSRCサービスの概念」
- 「カーナビメーカ別/地規格採用状況」
- 「セダン1台辺りの車載ディスプレイ面積の推移」
- 「将来の車載ディスプレイの姿」
- 「モニタ付きルームミラーの姿」
- 「車載ディスプレイの果たす役割」
- 「09年フラッグシップカー用車載ディスプレイ像(4つの部分)」
- 「HUDへの車載示装置進化ロードマップ」
- 「HUD用ディスプレイ示器の比較」
- 「ウインドシールドディスプレイのコンセプト」
- 「主要国・地域別カーCD需要推移予測(2006~2014年)」
- 「カーCD世界市場(2006~14年)」
- 「カーCD日本市場(2006~14年)」」
- 「カーCD米国市場(2006~14年)」
- 「カーCD西欧市場(2006~14年)」
- 「カーCD中国市場(2006~14年)」
- 「カーCDロシア市場(2006~14年)」
- 「カーCDブラジル市場(2006~14年)」
- 「カーCDインド市場(2006~14年)」
- 「周波数ごとに見た車載通信アプリの応用状況」
- 「車載アンテナの種類」
- 「日立電線のマルチバンドアンテナの概要」
…ほか
関連リンク
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・世界カーナビ/PND市場に関する調査結果 2008
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調査対象国内外のカーナビメーカ、自動車メーカ、スマートフォンナビ関連企業等
調査期間2010年9月~12月
調査方法当社専門研究員による直接面談を中心に、電話、e-mail等によるヒアリング、各種文献調査を併用
※ PND(Personal Navigation Device)とは:画面寸法が4型以下の小型・低価格カーナビゲーションシステムのことをいう。地図データはフラッシュメモリ/カードに保存、取り付けはフロントガラスやダッシュボードに吸盤で留めるタイプのものをさす。
※SDカーナビとは:記憶装置にSDメモリカードを利用した低価格なカーナビをさす。
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