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国内テレビ会議(TV会議)/Web会議システム市場に関する調査結果 2010
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テレビ会議(TV会議)システム国内市場の動向
2009年の国内テレビ会議(TV会議)システム市場は、リーマンショックに伴うコスト削減、パンデミック対策での海外出張削減などの理由により需要が喚起された。2010年当初には2009年の影響で、「需要が先食いされたのでは」と心配する向きもあったが、実際には2010年に入っても問い合わせ件数は増え続けている。そのため、これらの影響で、「需要が先食いされた」というイメージを参入企業は持っていない。また「不況下でも需要が増えている」という声も多くみられ、新規需要のほか、追加需要や更新需要が増えている。
現状、多くの大企業は既に何台かのテレビ会議(TV会議)システムを導入している。これに加えて、これまで東京や大阪といった主要拠点のみでの採用だったテレビ会議(TV会議)システムを社内全体で導入するようになっている。
大企業には既に導入済みであるため、テレビ会議(TV会議)の新規需要は中小企業がメインとなる。ただし中小企業の場合は1案件2~3台の導入であるため、件数が増えても出荷台数はさほど多くならない。従って爆発的な成長というよりは、堅実な成長ぶりを示している。
テレビ会議(TV会議)システムは国土面積が広い北米では需要度が高く、将来的にはユーザ企業が自社内・自社系列内だけで使用するシステムではなく、日常的な営業活動や取引先などとの打合せにも活用するシステムへと需要が拡大していくと予測する。やがてはその動きは日本にも伝わる可能性もあり、さらなる市場成長に期待がかかる。
また、HD対応端末が出始めたこともあり、HD導入に伴う更新需要も増えている。
矢野経済研究所推計
注:テレビ会議(TV会議)システム、Web会議SI型は出荷金額ベース
注:Web会議ASP型は契約金額ベース
注:Web会議SI型の出荷金額にはハードは含まない
注:予測は予測値
Web会議システム国内市場の動向
■SI型とASP型
Web会議システムはSI型とASP型の二つに分類される。
- SI型では、サーバライセンスと、サーバ機器やサーバ機器へのソフトウェアインストールなどを含め、Web会議システムを自社内で運用するためのライセンスパッケージを提供する。
- ASP型は、ユーザ企業にシステムを導入することなく、インターネット経由でWeb会議システムを利用するタイプである。
■Web会議システム国内市場分析
リーマンショックにより、一時期投資は若干止まったが、2009年トータルではあまり影響はなかったとみられる。Web会議システムは今後もSI型、ASP型共に、市場は成長し続ける見通しである。
Web会議システムの市場は急成長している一方で、製品間・企業間での競合が激化している。主要な機能は、どのメーカのシステムにも搭載されており、若干の差がつく程度である。そのため、セールストークやプレゼン時のデモの印象で導入が決まってしまうケースもあるという。Web会議システムでは価格差や製品の良し悪しを含め、ユーザの選択に対し、絶対的な物差しがなくなっている。
会議システム3種類の国内市場推移における比較分析
下記の表は、テレビ会議(TV会議)システム端末出荷金額(A)、Web会議システムSI型サーバライセンス出荷金額(B)、Web会議システムASP型サービス年間契約金額(C)の2005年~2014年までの推移をまとめたものである。
またA、B、Cそれぞれが会議システム3種類合計(A+B+C)に占める比率の推移を示したものである
矢野経済研究所推計
注:テレビ会議(TV会議)システム、Web会議SI型は出荷金額ベース
注:Web会議ASP型は契約金額ベース
注:Web会議SI型の出荷金額にはハードは含まない
注:予測は予測値
上記表を分析する事により、次の3つの傾向が明確になった。
- SI型とASP型を合わせたWeb会議システム全体(B+C)としては、2005年に会議システム全体(A+B+C)の21.7%(19.3%+2.4%=21.7%)に過ぎなかったが、2014年には39.2%(15.0%+24.2%=39.2%)となり、Web会議システムの占める比率が増加すると予測する。また金額ベースでみても、2005年の25.3億円(22.5億円+2.8億円=25.3億円)が、2014年で123.9億円(47.5億円+76.4億円=123.9億円)となり約5倍に成長すると予測する。
- Web会議システムASP型(C)の金額ベース動向は2005年の2.8億円から2014年には76.4億円となり、10年間で約27倍の市場規模に急成長すると予測する。
- テレビ会議(TV会議)システム(A)の会議システム全体(A+B+C)における比率は2005年の78.2%から2014年には60.8%となり減少しているが、出荷金額自体は前年比110%弱で成長を続けており、2014年には192.0億円とWeb会議システムと比較してもまだ大きな存在であり続けるとみる。
参考:このレポートに掲載されている主なデータ一覧
- ビジュアルコミュニケーションの品目別定義/主要参入メーカ/掲載レポート
- 会議システムの製品品目一覧表
- Web会議システムの詳細6分類一覧表
- 国内TV会議/Web会議システム関連メーカ77社の品目別参入状況一覧
- 国内Web会議システム SI型参入メーカ/製品一覧表
- 国内Web会議システム ASP型参入メーカ/製品一覧表
- iPad/スマートフォン普及によるAR/会議システム融合化
- TV会議システム出荷台数推移(海外/国内,2005~14年,台数)
- 参入企業7社が考える『TV会議システム市場動向』(2010年時点)
- 参入企業7社からみた『TV会議システム市場の有力企業、注目企業』
- Web会議システム国内市場 メーカシェア(2009年度,金額ベース)
- Web会議システムSI型、ASP型の出荷推移
- 参入企業6社が考える『今後の海外展開』
- AR採用における携帯電話/スマートフォン
- 家電インターフェースの仮想化
- AR展開のマトリックス分析
- 参入企業11社が考える『ビジネスモデル別AR活用可能性』ランキング
- 参入企業11社が考える『ビジネスモデル別AR活用が難しい』ランキング
- ARを採用する可能性のある市場の推移(国内)
…ほか
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調査対象:国内・海外の主要TV会議/Web会議システムメーカ
調査期間:2010年4月~8月
調査方法:当社専門研究員による直接面談及び、電話・e-mail等によるヒアリングを併用
※本調査における会議システムとは:本調査では、(1)ルーム型TV会議システム、(2)SI型Web会議システム、(3)ASP型Web会議システムの3種類を調査した。
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