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国内企業のIT投資に関する調査結果 2010
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国内民間企業のIT市場規模は2009年度が底に
国内民間企業のIT市場規模(ハード・ソフト・サービス含む)は、2007年度は13兆1,443億円であり、2008年度は5.7%減となる12兆3,960億円、2009年度は前年度比12.5%減となる10兆8,520億円と推計した。
リーマンショック以降、急速な景気の悪化に見舞われ、2009年度の民間設備投資は低迷した。IT市場も例外ではなく、案件の延期や中止などが相次いだ結果、市況は大きく冷え込んだといえよう。
矢野経済研究所推計
注1:2007・2008年度は「情報処理実態調査」(経済産業省)及び「事業所・企業統計調査」(総務省)を基に矢野経済研究所推計。
2009年度以降は矢野経済研究所推計・予測。
注2:「情報処理実態調査」は全国の外国公務、国家公務、地方公務、分類不能の産業を除く全産業で、資本金3,000万円以上かつ
総従業者50人以上の企業を対象としている。
注3:会計年度ベース
注4:予測は予測値
今後の推移だが、2010年度は0.8%増の10兆9,390億円と予測する。また、2011年度は、3.2%増の11兆2,940億円、2012年度は3.1%増の11兆6,490億円と予測する。2010年度は中国をはじめとした新興国市場は堅調に推移し、また、企業も前年度のコスト削減効果から資金に余裕が生まれたことから、IT投資も回復傾向にある。今回のアンケート結果においても、2010~2012年度においては2009年度に対し若干の増加予定とする企業が多数を占めた。また、流通業の一部で大型、IT投資の計画がみられるなど明るい兆しもみてとれた。
円高懸念が生まれるなど、将来動向は不透明な状況にあるものの、2009年度を底に、2010年度以降は回復基調になると想定する。
増加意欲は増すものの、リーマンショック以前への回復は遠い
長期的、IT投資に関する回答結果(図表2)をみると、「将来、増加」が10.5%、「減少後、増加」が7.6%、「微増」が25.4%となり、この3つをあわせ43.5%が“増加”と回答している。「変わらず」は22.5%である。「将来、減少」は7.0%、「増加後、減少」は14.6%、「微減」は11.8%であり、合計した33.4%が“減少”となっている。
増加と減少とを比較すれば、増加イメージのユーザーの方が多いことになるため、先行きは良好といえる。
矢野経済研究所作成
注5:調査対象:日本国内の民間企業及び自治体496社・団体、集計対象:485社・団体(無回答を除く)、調査期間:2010年5月、
調査方法:郵送アンケート方式、単数回答
しかしながら、「変わらない」の22.5%と減少方向の33.4%を合計すると、55.9%の企業が、リーマンショック以降に減少させた2009年度の、IT投資予算のレベルを維持もしくは削減しようとしていることになる。
この結果から、昨年度より良いとはいうものの、リーマンショック以前のレベルに戻ることは当面ないと考えることができよう。
参考:このレポートに掲載されている主なデータ一覧
- IT投資額推移(例外値除外 併記)
- IT投資額 2009年度比推移(2009~2012予測)
- 社内ITコスト(例外値除外併記 2009~2012予測)
- 社外IT支出(2009~2012予測)
- 売上高及び営業利益(平均 2009~2010予測)
- 情報サービス産業売上高合計年次推移
- 情報サービス業の売上高前年比・前年同月比推移
- 企業向けサービス価格指数
- 平均IT投資額の推移(昨年版との比較)
- 長期的IT投資イメージ
- 国内IT支出市場規模推移(2007年度~2012年度予測)
- IT投資額 2009年度比 今後の予測
- 国内IT市場規模推移予測 シナリオ2
- 図表 14 社内外コスト別平均IT投資額(2009~2012予測)
- 社内ITコスト(2009~2012予測)
- 社外IT支出(2009~2012予測)
- 社内・社外ITコスト構成比(2009~2012予測)
- 業種別IT投資額(2009~2012予測)
- 業種別社内・社外ITコスト(2009~2012予測)
- 業種別社内・社外ITコスト構成比(2009)
- 業種別 社外IT支出の比較(2009・2012予測)
- 業種別 社外IT支出の伸び
- 売上規模別・従業員規模別 IT投資額(2009~2012予測)
- 売上規模別・従業員規模別回答者数(2009~2012予)
…ほか
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調査対象国内の企業・団体・公的機関等
調査期間2010年5月~8月
調査方法郵送アンケートおよび文献調査
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