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サーバ仮想化ソリューション市場に関する調査結果 2010
「サーバ仮想化ソリューション市場に関する調査結果 2010」 小見出し一覧
サーバ仮想化ソリューション市場規模-2013年度は2,120億円
■“コスト削減効果”が強力に市場を牽引-急成長するサーバ仮想化ソリューション市場
サーバ仮想化ソリューションの市場規模は、2008年度が753億円、2009年度は前年度比36.0%増となる1,024億円となった。サーバ仮想化ソリューション市場は、その後も順調に成長を続け、2013年度には2,120億円になると見込まれ、2007年度から2013年度までの年平均成長率は25.7%になる。
矢野経済研究所推計
注:会計年度ベース
注:事業者売上高ベース
注:予は予測値
上述のように急成長している要因は、サーバ仮想化ソリューションの“コスト削減効果”である。リーマンショック後の景況悪化局面において、ユーザー企業は新規案件を軒並み停止・延期し、コスト削減への取り組みを強化した。その中心的なソリューションとして、サーバ仮想化が脚光を浴びたといえる。サーバを仮想化することで実際のサーバ台数を減らすサーバ仮想化ソリューションは、コスト削減効果を実感しやすく、ユーザー企業にとっても導入しやすいソリューションであった。
■参入ベンダーが急増する注目市場に
急成長するサーバ仮想化ソリューション市場であるが、2007年~2008年頃から参入するSIerが徐々に増加、コモディティ化が進展し、競争は激しさを増している。それに伴い、価格競争も激しくなり、ソリューション単価は低下傾向にある。今後、サーバ仮想化は基幹技術として着実に根付いていくと考える。ゆえに、成長市場であることは間違いない。しかしながら、競合増・低価格化も避けられないことから、案件数は増加しつつも、前年度比成長率は鈍化していくと予測する。
仮想化後を見据え、プライベートクラウド構築への動きが活発に
■既存顧客防衛のためにも必須なソリューションに
ベンダーがサーバ仮想化ソリューションを提供するきっかけになるのは、リース切れや保守切れといったタイミングが多い。そのため、既存顧客を中心とするものが多く、新規顧客獲得の手段としてはあまり使われていない。今後、ベンダーにとってサーバ仮想化ソリューションは、自社の既存顧客を競合他社に奪われないようにするために手掛けざるを得ないもの、という位置づけになるとみる。
■保守・運用への工夫が今後のテーマに
サーバ仮想化は、アセスメント⇒設計・構築・移行⇒保守・運用 という工程に分類できるが、特にアセスメントは無償化を含めた低コスト戦略をとるSIerが増加している。今後は、保守・運用への工夫が、差別優位性を確保するための重要な要因になる。乱立する仮想マシンの保守・運用に課題を感じるユーザー企業は増加しており、今後は、保守・運用において、いかに有益な付加価値を提供できるかが重要となる。
■仮想化後 -次の成長曲線は“プライベートクラウド”
サーバ仮想化はクラウド基盤を構築するための基幹技術となっており、サーバ仮想化の先にはプライベートクラウド構築ビジネスが待っている。企業内に独自のクラウド環境を構築するプライベートクラウドは、もう未来のキーワードではなく、すぐ目の前にある現実である。既にプライベートクラウド構築で大型案件を獲得するSIerも存在しており、先行企業はクラウド基盤の構築を次の成長曲線として捉えている。今後も、クラウド基盤構築といったクラウド・インテグレーションが市場を牽引し、SIerにとってもクラウドが重要なビジネスチャンスになってくるだろう。
参考:このレポートに掲載されている主なデータ一覧
- 図表 1 サーバ仮想化ソリューション市場規模(2007年~2013年予測)
- 図表 2 仮想化・クラウド二つの成長曲線
- 図表 3 仮想化ソリューション導入状況
- 図表 4 サーバ統合
- 図表 5 サーバ拡張手段
- 図表 6 サーバ仮想化方式 類型
- 図表 7 パーティショニング方式類型
- 図表 8 仮想化ソフトウェア方式 類型
- 図表 9 仮想化ソフト方式 模式図
- 図表 10 サーバ仮想化技術の特徴
- 図表 11 サーバ仮想化技術の適用領域
- 図表 12 サーバ統合によるコスト削減効果
- 図表 14 クラウドコンピューティングへの道程
- 図表 15 ノベル PlateSpinシリーズ
- 図表 16 サーバ仮想化ソリューション市場規模(2007年~2013年予測)
- 図表 17 サーバ仮想化ソリューション 案件規模別単価
- 図表 18 サーバ仮想化ソリューションの3工程
- 図表 19 仮想化の目的別構成比
- 図表 20 サーバ仮想化ソリューション類型
- 図表 21 仮想化ソフト構成比
- 図表 22 仮想化ソリューション 今後の課題
- 図表 23 情報サービス産業 売上高合計 年次推移
- 図表 24 情報サービス業の売上高 前年比・前年同月比推移
- 図表 25 企業向けサービス価格指数
- 図表 26 仮想化・クラウド二つの成長曲線
- 図表 27 クラウドコンピューティングの分類
- 図表 28 SIerの課題と解決に向けた取組み
- 図表 30 複雑化する企業システムの利用形態
- 図表 31 IBMのクラウドの3要素
- 図表 32 IIJ GIOサービスメニュー
- 図表 33 IIJ GIOコンポーネントサービス構成
- 図表 34 IIJ GIOコンポーネントサービス組合せイメージ
- 図表 35 IIJ GIO自社開発によるクラウドアーキテクチャ
- 図表 36 仮想化ソリューション導入状況
…ほか
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調査対象サーバ仮想化ソリューションに関わるソフトウェアベンダ、SIer 約14社
調査期間2009年12月~2010年6月
調査方法当社専門研究員による文献調査および直接面談によるヒアリング
※サーバ仮想化とは:サーバ仮想化ソフトなどを用い、1つのサーバをあたかも複数のサーバであるかのようにする技術。クラウドコンピューティングの基幹技術としても注目されている。本調査におけるサーバ仮想化ソリューション市場には、サーバ仮想化に関わるハード、ソフト、システム構築が含まれ、参入事業者の売上高ベースにて算出した。
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