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CAD/CAM/CAEシステム市場に関する調査結果 2009
「CAD/CAM/CAEシステム市場に関する調査結果 2009」 小見出し一覧
- CAD/CAM/CAEシステム市場規模-2009年度は2,733億円
- CAD/CAM/CAEシステム市場の注目動向-復活のカギは脱自動車と環境対応
- 参考:このレポートに掲載されている主なデータ一覧
- 関連リンク
CAD/CAM/CAEシステム市場規模-2009年度は2,733億円
2008年度のCAD/CAM/CAEシステム市場規模(事業者売上高ベース)は、約2,943億円(前年度比94.5%)となった。2009年度は約2,733億円(前年度比92.8%)となる見込みである。
矢野経済研究所作成
注:事業者売上高ベース
注:(見込)は見込値
■CAD/CAM/CAEシステム市場落ち込みの背景
2008年度のわが国経済は、世界的な景気後退のあおりを受け、2008年第3四半期以降の民間企業設備投資が急速に落ち込んだ。これがCAD/CAM/CAEに対する設備投資動向にも影響し、2008年9月ごろまでのCAD/CAM/CAE市場は堅調であったものの、それ以降は急速に市場環境が悪くなっている。
2009年度は、景気の底打ち感が報道で伝えられているものの、企業の設備投資は停滞しており、CAD/CAM/CAEシステム市場も厳しい状況が続くとみられる。
CAD/CAM/CAEシステムの出荷額は、中長期的には成長を続けてきたが、2007年度をピークとして2年連続で減少となる見込みである。2009年度のCAD/CAM/CAEシステムメーカーの出荷額は、約2,733億円(前年度比92.8%)と推計した。これは、ピークであった2007年度に対して87.8%という規模であり、大幅な市場縮小となっている。
■アプリケーション分野別のCAD/CAM/CAEシステム市場動向
CAD/CAM/CAEシステム市場動向をアプリケーション分野別に見ると、「機械系CAD/CAM/CAE」は自動車業界の設備投資削減の影響が大きく、2008年度は前年度比100.1%のほぼ横ばいにとどまったものの、2009年度は89.7%となる見込みである。
「EDA(Electronic Design Automation)」は半導体市場および携帯電話、パソコンなどのエレクトロニクス機器市場の不調から大きく落ち込んでおり、2008年度は前年度比86.3%であった。2009年度も96.5%となる見込みである。
「土木・建築系CAD」は、住宅着工件数の激減などの影響から、2008年度は前年度比91.8%であった。2009年度は景気対策の効果から100.3%増となる見込みである。
CAD/CAM/CAEシステム市場の注目動向-復活のカギは脱自動車と環境対応
■CAD/CAM/CAEシステム市場復活のキーワード(1)-脱自動車
2008年の秋ごろまでは自動車業界で好調な生産が続き、設備投資は高水準を維持、機械系CAD/CAM/CAEは大きく伸びてきた。しかしながら、2008年9月のリーマン・ショック以降、経済環境が急速に悪化し、自動車関連産業向けCAD/CAM/CAEシステムの出荷は急激に縮小してしまった。
そうしたなか、現在、機械系CAD/CAM/CAEシステムメーカー各社において大きなテーマとなっているのが「脱自動車」である。機械系CAD/CAM/CAEシステムメーカー各社とも、自動車以外の業種に対してシステムの売り込みを強化している。そのターゲットは、医薬品、化学、消費財やエネルギー産業、あるいは建設等にいたるまで幅広いものとなっている。
■CAD/CAM/CAEシステム市場復活のキーワード(2)-環境対応
また昨年から、「サステナブル(Sustainable)」*注1が製造業にとってひとつのキーワードとなっている。環境を考慮した設計は、今後のCAD/CAM/CAEにおける新しい潮流を考えるうえで、大きなヒントになると考えられる。
具体的には、部材データベースなどにCO2排出量などの情報を持たせておくことで、そうした点を考慮しながら設計作業ができるようになっている。環境規制データベースとの連携は、PDM*注2などでは従来から行なわれていたが、環境問題への意識の高まりから、設計段階という上流工程においても、システム対応するようになってきたといえるだろう。
CAD/CAM/CAEシステムは、製造業の新製品開発のスピード向上や開発工数の削減などに大きく寄与してきた。しかしながら、新政権がCO2排出量25%削減を掲げるなど、社会全体がコストのみならず環境問題に重きを置くようになっている。今後は、こうした課題について新たな解決策を提案していくことが、CAD/CAM/CAEシステムベンダーにとって必要となるであろう。
*注1:サステナブル:「持続可能な」の意。ここでは製造業による、環境に過度な負荷を与えないような開発・生産思想を示す。
*注2:PDM:Product Data Managementの略。製品の開発工程において、設計・開発に関わる全ての情報を一元化して管理し、工程の効率化や期間の短縮を図る情報システム。
参考:このレポートに掲載されている主なデータ一覧
- 機械系CAD/CAM/CAE主要メーカー54社の売上高の積み上げ結果
- 機械系CAD/CAM/CAE主要メーカー54社売上高ランキング
- 機械系CAD/CAM/CAEメーカーシェアグラフ
- 機械系CAD/CAM/CAE主要ベンダー16社の売上高ランキング
- 機械系CAD/CAM/CAEベンダーシェアグラフ
- 機械系CAD/CAM/CAEアプリケーション分野別集計結果
- 2次元/3次元別構成比の推移
- 2次元CADメーカー別集計/シェア
- 2次元CAD各社システム別販売実績(2007年度/2008年度/2009年度見込)
- 3次元CADメーカー別集計/シェア
- 3次元CAD各社システム別販売実績(2007年度/2008年度/2009年度見込)
- 金型設計用CAD/CAMメーカー別集計/シェア
- 金型設計用各社システム別販売実績(2007年度/2008年度/2009年度見込)
- 機械系CAEメーカー別集計/シェア
- 機械系CAE各社システム別販売実績(2007年度/2008年度/2009年度見込)
- PDMメーカー別集計/シェア
- PDM各社システム別販売実績(2007年度/2008年度/2009年度見込)
- EDA主要メーカー12社の売上高積み上げ結果
- EDA主要メーカー12社の売上高ランキング
- EDA主要ベンダーシェアグラフ
- EDAアプリケーション分野別集計結果
- EDAソフトウェア/サービス別集計結果
- ESLメーカー別 集計/シェア
- 論理設計ツール メーカー別集計/シェア
- 物理設計ツール メーカー別集計/シェア
- 論理検証ツール メーカー別集計/シェア
- DFMメーカー別 集計/シェア
- PCB設計ツール メーカー別集計/シェア
- IPメーカー別集計/シェア
- 設計代行・コンサルティング メーカー別集計
- 保守・サービス メーカー別集計
- 土木・建築系CAD主要メーカー21社の売上高積み上げ結果
- 土木・建築系CAD主要メーカー21社の売上高ランキング
- 土木・建築系CAD メーカーシェア
- 土木・建築系CAD アプリケーション分野別集計結果
- 土木・建築系CAD アプリケーション分野別市場規模の推移
- 土木・建築系CAD アプリケーション分野別集計結果
- 建築設計CAD メーカー別集計/シェア
- 建築設計CAD各社システム別販売高(2007年度/2008年度/2009年度見込)
- 設備設計用CAD メーカー別集計/シェア
- 設備設計用各社システム別販売高(2007年度/2008年度/2009年度見込)
- 住宅設計用CAD メーカー別集計/シェア
- 住宅設計用各社システム別販売高(2007年度/2008年度/2009年度見込)
- 土木・測量CAD メーカー別集計/シェア
- 土木・測量CAD各社システム別販売高(2007年度/2008年度/2009年度見込)
- プラントCAD メーカー別集計/シェア
- プラントCAD各社システム別販売高(2007年度/2008年度/2009年度見込)
- 保守・サービス メーカー別集計
…ほか
関連リンク
■同テーマのレポートサマリ
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・CAD/CAM/CAEシステム市場に関する調査結果 2008
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調査対象 機械系CAD/CAM/CAEメーカー54社、EDAメーカー12社、土木・建築系CADメーカー21社
調査期間 2009年5月~9月
調査方法 当社専門研究員による直接面談及び、電話・FAXによるヒアリングを併用
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