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FX(外国為替証拠金取引)の動向調査結果 2009
「FX(外国為替証拠金取引)の動向調査結果 2009」 小見出し一覧
- FX(外国為替証拠金取引)を巡る最近の動き
- 2009年3月期のFX(外国為替証拠金取引)市場規模推計/背景分析
- 2010年3月期のFX(外国為替証拠金取引)市場予測
- 参考:このレポートに掲載されている主なデータ一覧
- 関連リンク
FX(外国為替証拠金取引)を巡る最近の動き
FX(外国為替証拠金取引)が金融商品化されて10年が経つ。FX(外国為替証拠金取引)を巡るここ数年の主な動きをまとめると、以下のようになる。
- 2005年7月 改正金融先物取引法施行。FX(外国為替証拠金取引)が同法の適用を受ける。
- 2007年9月 金融商品取引法が新たに施行、FX(外国為替証拠金取引)は同法下で運営されることに。
- 2009年8月 FX(外国為替証拠金取引)に、信託保全とロスカットの導入が義務づけられる(既存事業者は6カ月の経過措置あり)。
- 2010年8月 FX(外国為替証拠金取引)レバレッジが段階的に引下げられる。
こうしたFX(外国為替証拠金取引)規制強化の流れを受け、対応の見込みが立たないFX(外国為替証拠金取引)事業者の撤退が進んでいる。一方、TVCMが解禁されるなど、FX(外国為替証拠金取引)に対する社会的認知が向上し、投資家のすそ野の拡大も加速度的に広がっている。同時にFX(外国為替証拠金取引)事業者間においては、相場動向に合わせて増加してきた短期売買ユーザーの囲い込みが本格化、スプレッド競争が激しさを増した。
また、短期売買ユーザーのほかに、中長期売買ユーザーの獲得を図りながらFX(外国為替証拠金取引)顧客数の拡大を目指そうと、取引所取引に参加し始める証券会社等も現れた。
2009年3月期のFX(外国為替証拠金取引)市場規模推計/背景分析
矢野経済研究所作成
注:各年3月期
注:(予)は予測値
■前回のFX市場調査における市場規模予測と実績の比較
2008年のFX(外国為替証拠金取引)動向調査において、2009年のFX(外国為替証拠金取引)の市場規模(預り証拠金残高)を9,060億円と予測したが、昨秋のリーマンショックを契機に急激な円高が進み、外貨買い投資家の資産が減少したこと、さらに景気の悪化も重なったことで、同年のFX(外国為替証拠金取引)市場規模は5,951億4500万円に留まり、予測値を下回った(図表)。
しかしこのような状況下でもFX(外国為替証拠金取引)の預り証拠金残高を増加させた企業もあり、また相変わらず口座数の増加が続いていることから、FX(外国為替証拠金取引)は依然として高いポテンシャルがある市場であると言える。2009年3月期の口座数は192万1,829口座で、前年比55.3%の伸びを示した。
■FX口座数・取引高・預り証拠金残高の最近の推移状況
口座数と同様に、FX(外国為替証拠金取引)取引高も大幅に増加し、前年比で1,000兆円増の1,641兆5,550億円(図表)となった。こうした口座数と取引高の伸長には、FX(外国為替証拠金取引)事業者が投資家向けに実施する各種のキャンペーンに加え、投資家ニーズを捉えた、高レバレッジ、低スプレッド、利便性の高い投資環境の充実といった要因がある。
FX(外国為替証拠金取引)預り証拠金残高が減少し取引高が急増した背景には、多くの企業でアクティブ層の開拓が進み、取引の頻度が上がった結果、FX(外国為替証拠金取引)取引高が2ケタ増と拡大したこと、なかには、昨年の取引高が数十兆円だった企業で、本年は数百兆円規模にまで膨れ上がっている企業が数社あり、FX(外国為替証拠金取引)取引高全体のボリュームを押し上げていることが、主な要因に挙げられる。
2010年3月期のFX(外国為替証拠金取引)市場予測
■予測(1):FX(外国為替証拠金取引)預り証拠金残高
2010年3月期については、FX(外国為替証拠金取引)の預り証拠金残高は増加基調にあることから、矢野経済研究所では、FX(外国為替証拠金取引)市場規模を示す預り証拠金残高について7,000億円と試算した(図表)。
■予測(2):FX(外国為替証拠金取引)口座数
2010年3月期のFX(外国為替証拠金取引)口座数は260万口座と予測する(図表)。
■予測(3):FX(外国為替証拠金取引)取引高
FX(外国為替証拠金取引)取 引高に関しては、主要企業数社の実績値の傾向ではあるが、昨年後半に比べて年初の取引高がやや落ち着いていることなどを勘案し、2010年3月期は前年比 約10%減少の1,500兆円と予測する。2011年3月期はレバレッジ規制の影響を受ける可能性が高いため、以下の想定(【図表3】想定(1))のもとで2011年3月期のFX(外国為替証拠金取引)取引高を試算した結果、1,000兆円という結果を得た(図表)。
- 現状の平均レバレッジを100倍と想定
- 2010年8月にレバレッジが50倍に引き下げられた場合、2011年3月期の取引高が(半減こそしないものの)約30%減少と仮定
また、2009年第2四半期以降に為替が円安に振れるなどの戻り増があるとすれば、2010年3月期の取引高は前年比約20%増の2,000兆円になると予測する。この2,000兆円を基準にした場合(【図表3】想定(2))、2011年3月期のFX(外国為替証拠金取引)取引高は、前述したレバレッジ規制の影響により、1,500兆円にまで落ち込むと試算した(図表)。
参考:このレポートに掲載されている主なデータ一覧
- FX預り証拠金残高推移
- FX預り残高シェア
- FX口座数
- FX口座数シェア
- FX取引高
- FX各社別取引高
- FX規制強化の動向
- FX将来展望
- 業績推移
- 規制強化への各社の対応
- 収益増強策
- FX取引実績
- 取引振り
- 実働口座
- FX預り証拠金額帯別の構成
- FX1口座当たりの平均預り残高
- 年間・月間取引額状況
- 取引額別のFX取引件数、顧客数
- 通貨別取引額
- 売買比率
- ターゲット層と獲得顧客
- 年代別FX口座数構成
- 男女別FX口座数構成
- 既存FX商品の変更点
- 広告宣伝、広告費、広告コスト
- 販促、セミナーの実施状況
- 既存顧客の囲い込みの施策
- 年間新規顧客獲得数
- 法人需要の取り込み
- 体制整備の状況
- システム会社と特徴
- システムコスト
…ほか
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調査対象 商品先物会社、FX専業会社、証券会社、ネット銀行など112社
調査期間 2009年5月~7月
調査方法 当社専門研究員による直接面談、ならびに電話・e-mail等によるヒアリングを併用
※外国為替証拠金取引(FX: Foreign Exchange)とは:1998年4月の外為法の改正を受けて登場した、国内初の個人投資家向け外貨売買の金融商品である。取引のしくみは、証拠金を担保にレバレッジをかけた取引額を想定元本として差金決済を行なうものである。
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