Yz Report - 最新市場調査レポートサマリー -
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交通系ICカード(鉄道)市場に関する調査結果 2009

09/07/23
普及拡大する交通系ICカード、課題は相互利用と機器設置コスト。
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「交通系ICカード市場(鉄道)に関する調査結果 2009」 小見出し一覧

交通系ICカード(鉄道)の市場動向
-交通系ICカード(鉄道)の累積発行枚数は2009/3末で4,823万枚

2009年3月末時点における交通系ICカード(鉄道)の累積発行枚数は、4,823万枚(前年度比125.2%)となった。また、2007年3月末時点では2,651万枚、2008年3月末では3,851.6万枚(前年度比145.3%)と推移しており、市場は順調に拡大してきている。
交通系ICカード(鉄道)は、都市部での相互利用が順調に進んでいるが、地方の鉄道会社においても同様にICカードの導入が加速している。

【図表1】交通系ICカード(鉄道)の累積発行枚数推移
交通系ICカード(鉄道)の累積発行枚数推移

矢野経済研究所作成
注:主要鉄道事業者20社の累計発行枚数
注:鉄道会社発行のICカードのみが対象、バス事業者のみが発行するICカードは含まない


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交通系ICカード(鉄道)に関する注目すべき動向
-地域振興策のツールとしても期待

鉄道利用者全体に占める交通系ICカード(鉄道)の利用率は、高いところでは70~80%台であったが、低いところでは10%台に留まった。
ICカード利用率が低い理由として、地方における交通系ICカード(鉄道)は、交通専用カードに限定した機能化しか図られていないことが考えられる。一方、都市圏の鉄道およびJR各社では、ICカード導入当初から、電子マネー対応や沿線の商店などとの連携を想定している。ICカードの連携先も多岐に渡っており、コンビニエンスストアをはじめ家電量販店、百貨店、ホテル、ドラッグストア、自動販売機、駐車場など、業種や業態を問わず沿線近隣における交通系ICカード(鉄道)の浸透を図っている。

交通系ICカード(鉄道)の今後の普及のポイントとなる項目としては、利用率の向上やコスト負担軽減などを指摘することができる。 特にICカード利用率の向上については、利用場所の増加が重要となるが、それを実現するためには、システムや機器のコスト負担を軽減する取り組みが必要である。今後は、機器メーカーへの低価格化の要請や提案など、業界一丸となった取り組みが求められよう。
最近増加してきているのが、交通系ICカード(鉄道)を地域振興策として利用するケースである。こうした例としては、地域の商店街や図書館、大学、病院などでの利用が代表的である。地域振興に交通系ICカード(鉄道)を活用するためには、費用対効果という視点にとどまらず、地域一体となった積極的な協調姿勢が求められる。

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交通系ICカード(鉄道)の将来展望
-2012年3月末で7,484万枚(前年度比112.8%)と予測

交通系ICカード(鉄道)の累積発行枚数は、2011年3月末で6,637万枚(前年度比115.6%)、2012年3月末で7,484万枚(前年度比112.8%)に達すると予測した。
交通系ICカード(鉄道)の将来像としては、鉄道利用分野ですべての鉄道が1枚のカードで利用できるようになったり、電子マネー用途での利用場所が大幅に拡大する他、地域振興のツールとして活用されるなどの方向性があると考えられる。


【図表2】交通系ICカード(鉄道)の相互利用状況
交通系ICカード(鉄道 )の相互利用状況

矢野経済研究所作成
注:鉄道会社発行のICカードのみが対象、バス事業者が発行するICカードは含まない
注:導入鉄道事業者が複数ある場合は、主な鉄道事業者のみを記載している。

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参考:このレポートに掲載されている主なデータ一覧

  • 主要企業の動向
  • 交通系ICカード(鉄道)の相互利用状況
  • 導入企業一覧
  • 交通系ICカード(鉄道)ブランド別一覧
  • 有力交通系ICカード(鉄道)の累積発行枚数
  • 有力交通系ICカード(鉄道)別発行枚数シェア構成比
  • 有力交通系ICカード(鉄道)別発行枚数シェア構成比
  • 有力交通系ICカード(鉄道)発行枚数ランキング
  • 鉄道での利用状況
  • 鉄道利用での今後の拡大の方向性
  • 鉄道利用での課題問題点
  • 鉄道利用外での主な連携先
  • 鉄道利用外での今後の連携先の方向性
  • 鉄道利用外での連携を辞めた先とその理由
  • 鉄道利用外での連携折衝の際、苦労した点
  • 鉄道利用外での連携折衝の際、一番重要な条件
  • 鉄道利用外での課題問題点
  • 地域振興策としてのICカードの役割
  • 他の交通系ICカード(鉄道)事業者との相互利用状況
  • 他社との違い
  • 今後の交通系ICカード(鉄道)の将来展望

…ほか

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関連リンク

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調査要綱

調査対象 国内でICカードを発行している主だった鉄道事業者 (15社)
調査期間 2009年2月~2009年6月
調査方法 当社専門研究員による直接面接取材、ならびに電話・e-mail等によるヒアリングを併用

※交通系(鉄道)ICカードとは:鉄道会社が発行し、鉄道利用や駅売店、コンビニエンスストアでも利用できるICチップを組み込んだカード。代表的なものにSuica、ICOCAなどがある。

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