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情報システム子会社の経営実態に関する調査結果 2009
「情報システム子会社の経営実態に関する調査結果 2009」 小見出し一覧
- 情報システム子会社向けアンケート調査結果「情報システム子会社は、親会社の企画プロセスにどの程度参加しているか?」
- 親会社向けアンケート調査-「親会社の情報システム子会社に対する評価は?」
- まとめ-情報システム子会社が採るべき経営戦略とは
- 参考:このレポートに掲載されている主なデータ一覧
- 関連リンク
情報システム子会社向けアンケート調査結果
-「情報システム子会社は、親会社の企画プロセスにどの程度参加しているか?」
【企画プロセスへの参加程度:全体集計】
情報システム子会社向けアンケートでは、「内販(親会社および親会社グループに提供するサービス)において、情報システム子会社は企画プロセスにどの程度参加しているか」について質問した。
その結果、「親会社の主導だが、自社(情報システム子会社)メンバーも企画に参加」が最も多く(45.5%)、次いで「主に開発プロセス(設計:開発)から参加」(42.4%)、「自社(情報システム子会社)の主導だが、親会社メンバーも企画に参加」(4.5%)、「自社(情報システム子会社)のメンバーだけで企画プロセスを遂行」(1.5%)と続いた。
「主に開発プロセス(設計:開発)から参加」が42.4%もあったことから、企画プロセスに参加していない情報システム子会社が多いことがうかがえる。
矢野経済研究所作成
注1: 集計対象社数66社、単回答
【企画プロセスへの参加程度:営業利益率別の集計】
この調査結果を、さらに会社の事業力を表す営業利益率別に集計すると、企画プロセスにほとんど参加していないことを示す「主に開発プロセス(設計:開発)から参加」は、営業利益率が高い情報システム子会社ほど減少している一方で、「親会社の主導だが、自社(情報システム子会社)メンバーも企画に参加」は、営業利益率が高い情報システム子会社ほど、全回答の構成比に比べて増加する傾向がみられた(図表2参照)。本結果から、総じて営業利益率の高い情報システム子会社ほど、企画プロセスに参加していることがわかる。
これは、情報システム子会社が企画プロセスに参加することで、親会社のIT投資動向をより早い段階で入手可能となり、人員配置などの自社のリソースプランニングを適正に実施できるためと推測する。したがって、情報システム子会社は、親会社主導であっても企画プロセスに参加していくべきと考える。
矢野経済研究所作成
注2: 集計対象社数66社、単回答
注3: 不明は、営業利益について未回答企業
親会社向けアンケート調査
-「親会社の情報システム子会社に対する評価は?」
親会社向けアンケート調査では、親会社に「情報システム子会社の評価」について質問した。その結果、情報システム子会社の「ソリューション提案力」における親会社の「満足」度は50.0%と、「不満」の45.0%よりも若干多かったが、その他の評価項目ではいずれも「不満」が最も多くみられた(図表3参照)。
特に情報システム子会社の「サポート体制」については、「大変不満」と「不満」の合計が85.0%もあり、親会社が情報システム子会社に対して厳しい評価をしていることがわかる。これは、情報システムの運用や保守をサービスとして十分に提供できている情報システム子会社が少ないためと推測する。
また「大変満足」が見られたのは「コンサルティング力」の5.0%だけであり、「満足」が最も多かったのは「ソリューション提案力」の50.0%であった。このように、企画プロセスとも言える「コンサルティング力」と「ソリューション提案力」の評価が他の項目と比較して高いのは、情報システム子会社がこれまでに蓄積した業務知識が親会社から評価されたためと推測する。
矢野経済研究所作成
注4: 集計対象社数20社、単回答
注5: 本6項目について、主に「大変満足」、「満足」、「不満」、「大変不満」の4段階の評価
まとめ-情報システム子会社が採るべき経営戦略とは
前述の情報システム子会社向けアンケート結果(図表1、図表2参照)では、企画プロセスに参加していない情報システム子会社が多かった。しかしながら、親会社に対するアンケート結果(図表3参照)からは情報システム子会社の業務知識を親会社が高く評価していることが読み取れるため、その強みを活かすためにも、情報システム子会社は、積極的に企画プロセスに参加していくべきと考える。
参考:このレポートに掲載されている主なデータ一覧
■情報システム子会社向け アンケート結果
- 内販:外販の売上高構成比
- 親会社:その他グループ企業の売上高構成比
- その他業務の売上高構成比(内販)
- その他業務の売上高構成比(外販)
- 開発:運用の売上高構成比(内販)
- 開発:運用の売上高構成比(外販)
- 契約金額の規模別構成比(内販)
- 契約金額の規模別構成比(外販)
- 外販開発案件における元請:下請の構成比
- 外販開発案件における新規顧客:継続顧客の構成比
- 外販売上高で最も構成比が大きな業種
- 粗利益率
- 開発の粗利益率(内販)
- 開発の粗利益率(外販)
- 運用の粗利益率(内販)
- 運用の粗利益率(外販)
- 内販外販別のSEの区分
- 内販SE:外販SEの構成比
- 親会社からの出向者数
- 親会社への出向者数
- 最も多く使用する見積方法(内販)
- 最も多く使用する見積方法(外販)
- 販売費管理費設定の有無(内販)
- 販売費管理費率(内販)
- 販売費管理費率の今後の見通し(内販)
- 販売費管理費設定の有無(外販)
- 販売費管理費率(外販)
- 販売費管理費率の今後の見通し(外販)
- 内販外販別の見積の高低
- 1人月単価(内販)
- 1人月単価(外販)
- 親会社IT投資額に占める受託割合
- 親会社との価格体系の見直し
- 内販における他SIベンダとのコンペ
- 親会社とのSLAの締結
- 企画プロセスへの参加の程度
- 親会社に与えているメリット
- メリットの親会社との認識の共有
- 外販における内販ノウハウの活用割合
- 外販展開における親会社の協力
- 外販比率の目標値
- SIベンダの資本参加の有無
- SIベンダの資本参加による効果
■親会社向け アンケート結果
- 情報システム子会社が与えているメリット
- メリットの子会社との認識の共有
- 情報システム子会社の見積の高低
- コンサルティング力の評価
- ソリューション提案力の評価
- 技術力の評価
- サポート体制の評価
- コストへの評価
- 対応のスピードの評価
- 今後期待する子会社の取り組み
- 子会社の今後の望ましい状態
…ほか
関連リンク
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調査対象 情報システム子会社66社、親会社20社
調査期間 2008年12月~2009月1月
調査方法 郵送によるアンケート及び電話によるアンケートを併用
※情報システム子会社の経営実態についてのアンケート調査とは:本調査では情報システム子会社向けと親会社向けの二つのアンケート調査を実施した。情報システム子会社向けのアンケートでは主に経営実態について分析しているが、ここでは「企画プロセスへの参加」について取り上げた。また親会社向けアンケートで質問した「情報システム子会社の評価」の結果も報告する。
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