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テレビ会議/WEB会議システム市場は前年比118%で推移 ITベンダも続々参入
「テレビ会議/WEB会議システム市場は前年比118%で推移 ITベンダも続々参入」
小見出し一覧
- FTTHとNGNを追い風に、08年期待のテレビ会議/WEB会議市場
- ITベンダのカメラソリューション事業としてのテレビ会議/WEB会議市場
- 会議システムの品目分類
- 世界テレビ会議システム市場推移
- 参考:このレポートに掲載されている主なデータ一覧
- 関連リンク
FTTHとNGNを追い風に、08年期待のテレビ会議/WEB会議市場
2008年の通信インフラでは、DSLからFTTHに主役の座を徐々に移行させながら、BB(ブロードバンドの略。DSL、FTTH、CATVインターネットなど)の契約者数は引き続き増加している。FTTH(光ファイバー網)契約者数は2003年から急成長を遂げており、2007年には1,000万人を突破した。
2008年の通信サービスでは、2008年からサービス開始の「NGN(Next Generation Networkの略)」に注目が集まっている。通常のIP網が通信速度を保証しない「ベストエフォート型」であったのに対して、NGNでは通信速度を保証し、さらに音声通信の音声品質や映像通信の映像品質といった通信の品質レベルを保証できるようになる。またこれは日本だけの話ではなく、全世界の主要国における通信ネットワーク基盤が一斉にNGNに変わろうとしているという。
こうしたBB普及やNGNサービスにおいて最も期待されている具体的なアプリケーションのひとつにテレビ会議/WEB会議システムがある。NGNの高品質で高速なネットワークが、スムーズな動画を大きな解像度で表示することを可能にするからだ。従来のテレビ会議システムでは実現が難しかったサービスがNGNによって可能になるといわれており、テレビ会議/WEB会議市場にとって大きな追い風となりそうだ。
ITベンダのカメラソリューション事業としてのテレビ会議/WEB会議市場
1980年代の「ニューメディア」、1990年代の「マルチメディア」、そして2000年代の「ブロードバンド」の名の元に、テレビ会議システムは常に期待の次世代通信アプリの代表格であり続けた。そして2010年が目前に迫ってきた今年――2008年においても相変わらず、時代の追い風「NGN」の名の元にテレビ会議システムは次世代通信アプリ期待の星である。
インフラの面からも、技術の面からも、「双方向のリアルタイム映像伝送」というものに対する人々の期待はたいへんに大きく、また決して止むものではない。ここ数年の流れとしては2005年にBB普及によって、その期待は低価格なWEB会議システムに集中し、国内WEB会議市場参入メーカは50社を超えた。そして2007年、その大きな期待に沿えずWEB会議市場は伸び悩んでしまった。50社の参入メーカの中には撤退組も出てきた。
だがその一方で2006~07年あたりから、ITベンダはユニファイド・コミュニケーションとう名称で「声、カメラ、ビデオ、テキストデータ、WEB会議などの連携を実現する新たなソリューション」を標榜し、大きな期待を寄せ始めている。
シスコシステムズ、HPのテレプレゼンスシステム参入。日立グループ、NECグループ、富士通グループのテレビ会議やWEB会議への参入。こうしたITベンダはユニファイド・コミュニケーション事業において、たとえ実際の利益の多くはルータやサーバの販売によるものとしても、会議システムのもつ「双方向のリアルタイム映像伝送」という独特なアプリの魅力を最高の “見せ玉”として生かしていこうとしているのではないか。
会議システムの品目分類
会議システムと一言でいっても、その製品品目は最低でも1システム数千万円するテレプレゼンスシステムから、1システム100~300万円程度のテレビ会議システム、さらに殆ど無料で使えるパソコン用ソフトまで、価格レンジが広い。
以下の表は現在の国内における会議システムの製品品目を価格帯の順に上から並べ、品目ごとの主な国内参入メーカ名を列挙したものである。
(1)テレプレゼンスシステムは技術的には一般的なテレビ会議システムと同じだが、HD(ハイデフィニション)対応の50インチ以上の大型ディスプレイを使用し、遠隔地にいる相手がまるで目の前にいるかのように見せる存在感や一体感を実現するというもの。会議室毎に最適化を図るため、オフィス家具や照明装置などの周辺設備やサービスまで一括して受注する。
(2)テレビ会議システムは、会議システムの中心的存在である。基本的には、ISDN(H.320)かIP回線(H.323)で使う。2006年からHD(1280x720)対応の製品が増えてきている。1対1だけでなく、MCUを利用して3拠点以上を結んでのテレビ会議もある。
(3)WEB会議システムは一般的に、インターネットを介して、パソコンベースで構築されているものを呼ぶ。会議システムの中でも、特にWEB会議システムの場合は、下表a:~e:のように細かく分類化される。
WEB会議システム市場において伸びているのは「a:サーバへのソフト・インストール型」と「b:ASP型」の2品目であり、参入企業もそれぞれ40社以上存在する。この2品目が今後もWEB会議システム市場の中心的存在になるものと思われる。
(4)パソコン無償ソフトは、マイクロソフトやWebExなどが提供する「オフィスツールのアプリのひとつとしてのWEB会議である。またスカイプなどを利用したコンシューマレベルの井戸端会議的WEBテレビ電話も含まれる。新たにこのような低価格システムの流れも生まれてきている。
世界テレビ会議システム市場推移
次ページの図表は、会議システムの中で最も市場が確立しているテレビ会議システムの世界市場推移(2002~08年,国内/海外,台数ベース)である。
2007年のテレビ会議システム世界市場の規模は20万台。内、日本国内が1万8,000台、海外が18万2,000台となった。(見込み)
2002年~08年までテレビ会議システム世界市場は平均118%程度の高い成長率で推移している(当社推定)。これまでは欧米が市場の中心であったが、今後はBRICSが成長を牽引することになるものと思われる。
参考:このレポートに掲載されている主なデータ一覧
- 「国内ブロードバンド契約数の推移(2002~07年)」
- 「国内ブロードバンド契約数のサービス別比率推移(2002~07年)」
- 「2005~07年のWEB会議システム販売・開発事業の終了情報」
- 「2003~04年 ビジュアル・コミュニケーションシステム品目別/撤退企業一覧」
- 「2001~02年 ビジュアル・コミュニケーションシステム品目別/撤退企業一覧」
- 「テレビ会議システム出荷台数推移(海外/国内,2002~10年,台数)」
- 「テレビ会議システム国内メーカシェア(2006/07年,台数)」
- 「(サーバへのソフトインストール型)WEB会議システム出荷台数推移(国内,05~10年,サーバインストール本数)」
- 「(サーバへのソフトインストール型)WEB会議システム・メーカシェア(国内,2006/07年,サーバインストール本数)」
- 「(ASP型)WEB会議システム出荷推移(国内,05~10年,単年度の新規契約社数)」
- 「(ASP型)WEB会議システム・メーカシェア(国内,2006/07年,単年度の新規契約社数)」
- 「専用機型システム(ハード一体型) 国内メーカシェア(国内,2007年,クライアント台数)」
- 「クライアントに画像ボードとソフトをインストールする型 国内メーカシェア(国内,2007年,クライアント台数)」
- 「HD対応テレビ会議システム出荷台数推移(国内,05~10年,台数)」
- 「ベンダ30社の考える“導入をためらう理由”ランキング」
- 「テレビ/WEB会議システムベンダ30社の考える“導入をためらう理由”」
- 「テレビ/WEB会議システムベンダ18社の考える“負担コストの減少による導入ユーザの変化”」
- 「ベンダ23社の考える“次世代アプリ”ランキング」
- 「ベンダ23社の考える“会議システムの次世代アプリケーション”」
- 「テレビ/WEB会議システムベンダ15社の考える“ポスト会議システム事業”」
・・・ほか
関連リンク
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・監視カメラ市場動向(世界)に関する調査結果 2009
・CCD/CMOSカメラ応用画像・システム機器市場調査結果 2009
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調査対象製品
(1)テレプレゼンスシステム
(2)テレビ会議システム
(3)WEB会議システム(サーバへのソフト・インストール型,ASP型,専用機型/ハード一 体型,クライアントへの画像ボード&ソフトin型,データ共有メインのWEB会議)
調査対象企業 国内メーカ、海外メーカ、国内代理店、国内SIer(合計50社)
調査対象地域 日本国内(国内生産,国内出荷/輸出)、海外
調査期間 2007年9月~2008年1月
調査方法 弊社専門調査員による直接面接調査及び電話・メール取材、当社データベース、過去実施の調査データからの考察
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東京カスタマーセンター TEL:03-5371-6901 / FAX:03-5371-6970
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