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ブログサービス市場の動向に関する調査結果 2008
「ブログサービス市場の動向に関する調査結果 2008」 小見出し一覧
- 国内ブログポータルサービスのブログ開設総数は2008年3月現在で1,985万サイトと推計
- 国内ブログサービス市場規模は2007年度 46億3,000万円 前年度比169.0%と増加
- 参考:このレポートに掲載されている主なデータ一覧
- 関連リンク
国内ブログポータルサービスのブログ開設総数は2008年3月現在で1,985万サイトと推計
ブログポータルサービスにおけるブログ開設数(サイト数)は、大幅な増加傾向にある。本調査で抽出した主要19のブログポータルサービス*注1におけるブログ開設総数は、2006年3月末現在734万6,000サイト、2007年3月末現在1,234万5,000サイト、2008年 3月末現在1,806万5,000サイトと推計した。
これらより、国内ブログポータルサービスで開設されているブログ開設総数は、2006年3月末現在で868万サイト(総務省発表値)、2007年3月末現在、1,395万サイト、2008年3月末現在1,985万サイトと推計した。
ブログ開設総数は大幅に増加している状況にあるが、これらの中には、スパムブログ(自動投稿による広告サイトなどに誘導することを目的とし、内容の伴わないブログ)が相当数に含まれるとみられる。また、休眠状態のブログも多い。スパムブログを除いた、月に1回以上ブログを更新するサイトの数(月間アクティブサイト数)は明確には把握できないが、微増傾向にあると推測する。その一方で、総開設数のような大幅な伸張傾向にはないことから、総開設数に占める月間アクティブサイト率は、下落傾向にあると推測する。
※注1;主要19サービスの内訳:Ameba(アメブロ)、ウェブリブログ、エキサイトブログ、FC2ブログ、AutoPage、gooブログ、CURURU、ココログ、Seesaaブログ、JUGEM、So-netブログ、ドリコムブログ、忍者ブログ、はてなダイアリー、ブログ人、Yahoo!ブログ、ヤプログ!、livedoor Blog、楽天ブログ
(表1 国内ブログ開設総数の推移) 矢野経済研究所推計 *2006年3月は総務省発表値
| 2006年3月 | 2007年3月 | 2008年3月 | |
| ブログ開設総数(万サイト) | 868 | 1,395 | 1,985 |
| 増加率 | 259.1% | 160.7% | 142.3% |
注1:各年3月末現在の開設数を推計。2006年3月数値は総務省発表値。2007年3月 および2008年3月数値は矢野経済研究所推計値。
注2:2006年3月末「ブログ開設総数(万サイト)」は、総務省「ブログ及びSNSの登録者数(平成18年3月末現在)」より引用。
注3:2006年3月末「増加率」は、総務省「ブログ・SNSの現状分析及び将来予測 」で公表された数値(2005年3月末現在 335万サイト)より算出。
国内ブログサービス市場規模は2007年度 46億3,000万円 前年度比169.0%と増加
【ブログサービス市場規模:拡大傾向で推移】
ブログサービス市場規模(ブログポータルサービス売上高の合計)は、2005年度11億円、2006年度27億4,000万円、2007年度46億3,000万円と拡大傾向で推移した。記事数やPV(Page View)数、UU(Unique User)数などの増加に伴う広告単価の上昇という面もあるが、2006年度から2007年度にかけて、多くの事業者で多彩な広告が採用され、また広告の掲載場所・方法などに工夫が凝らされたことがブログサービス市場規模拡大の主要因となったと考えられる。
【ブログサービス市場動向:携帯電話からのブログ更新、閲覧が増加】
2007年以降、各事業者とも携帯電話からのブログ更新者・閲覧者が急速に増加している。また、携帯電話からの投稿が少ないブロガーでもモバイルからブログを閲覧するケースも増えており、携帯電話経由での自身のブログの見栄えを良くしたいと考えるブロガーが増加していると見られる。このような背景から、2008年度から2009年度にかけては、多くのブログサービス事業者において携帯電話向けの新たな課金制度や広告収入を拡大する動きが拡大していくと推測する。
【ブログサービス市場の今後:2010年度の市場規模は91億5,000万円に】
今後も、ブログサービス事業者においてこうした新たな課金サービスの提供、広告の採用と効率化などが予定されている結果、2008年度は63億5,000万円、2009年度は79億5,000万円、2010年度は91億5,000万円と、ブログサービス市場規模は引き続き拡大傾向にあると予測する。
(表2 国内ブログサービス市場規模推移と予測) (単位:百万円 矢野経済研究所推計)
| 2005年度 | 2006年度 | 2007年度 | 2008年度予測 | 2009年度予測 | 2010年度予測 | |
| ブログサービス売上高合計 | 1,100 | 2,740 | 4,630 | 6,350 | 7,950 | 9,150 |
注1:各年度3月末における矢野経済研究所推計値。
注2:市場規模は、ブログポータルサービス提供事業者が、サービスの中で得られる広告収入(純広告、タイアップ広告、テンプレート広告、コンテンツ連動型広告、検索連動型広告、アフィリエイトによる成果報酬収入、クチコミブログ広告、などによる広告収入)や有料サービス(一部法人含む)の合計値より算出。なお、有料他サービス(レンタルサーバー事業等)で支払う料金でブログが利用できるケースは、市場規模算出の対象外。
注3:個人向けを主体としてブログをウェブサーバで公開・運用するのを代行するポータルサービスを対象。
注4:ブログソフトウェアを個人で活用してブログを公開するケースやミニブログは調査対象外。
注5:アバターなどのデジタルコンテンツ利用料は集計対象外。
ブログサービス事業者の各社売上高で見た市場規模は、そのサービスの知名度や規模を考慮すると、さほど大きくない市場であろう。その一方で、ブログサービスは、アフィリエイトなどを介した EC(Electric Commerce)売上や、ブログコンテンツを活かした出版による売上、さらにはブログ分析サービス、ブログ検索、ブログパーツ関連事業など、非常に広範な事業かつ多大な売上に貢献するサービスとなっており、今後も各種ネットサービス・ビジネスに大きな影響を与え続けていくことは間違いがない。
また、ブログの記事には有益な情報の含まれているものが多数存在しており、ブログサービスは閲覧者にとっても必要不可欠なサービスとなっている。
【ブログサービス市場の課題:スパムブログ排除が必要不可欠に】
一方、ブログサービス事業者およびブログに関連するサービスを提供する事業者、また、ブログ投稿者、ブログ閲覧者が今後もメリットを共有していくためには、スパムブログの排除が必要不可欠となっている。スパムブログは、ブログサービス事業者へのサーバー負荷の増大、ブログ投稿者へのサーバーの負荷増加に伴うサービスの不安定さ、ブログ閲覧者には欲しい情報へのアクセスの困難さなどのデメリットの原因となる。また、同様に各関連サービス事業者に対しても、悪影響を与えると考えられる。
スパムブログに対して、完全な排除は非常に困難なものとされているが、関連する業界も含めて可能な限りの対応を実施していくことが、ブログサービス市場の発展には欠かせない課題となる。
また、優良なコンテンツや優良なコンテンツを発信する投稿者を育成することで、記事内容のクオリティを高めていくような取り組みも、ブログサービス市場拡大のためには重要な課題となるだろう。
参考:このレポートに掲載されている主なデータ一覧
■ブログサービス市場
主要参入企業一覧
市場規模推移(05年度~07年度見込)
ブログ開設総数推移(06年3月~08年3月)
主要サービスのブログ開設数推移(06年3月~08年3月)
市場規模予測(05年度~10年度予測)
■ブログ構築ソフトウェア市場
主要参入企業一覧
市場規模推移(05年度~07年度)
主な導入企業
市場規模予測(05年度~10年度予測)
■ブログクチコミ情報分析サービス市場
主要参入企業一覧
市場規模推移(05年度~07年度)
市場規模予測(05年度~10年度予測)
■クチコミブログ広告市場
主要参入企一覧
市場規模推移(05年度~07年度)
市場規模予測(05年度~10年度予測)
■ブロガーの意識(アンケート結果)
ブログ開設数
ブログの内容
PV数
ブログの開設目的
利用上の問題点(困っていること/不安点)
ブログサービスへの評価とその理由
サービス選択時に重要視した事
重要と感じる機能・サービス
有料サービスの利用状況
有料サービス/サービス有料化に支払える金額(月額)
ブログでの各種経験の有無(引越し/スパム被害/集客、等)
アフィリエイト広告の利用と今後の利用意向
…ほか
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調査対象 ブログサービス事業者
調査期間 2008年3月~2008年6月
調査方法 当社専門研究員による直接面談を基本とし、電話・メールによるヒアリング取材を併用。
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